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第1回 SAKE DIPLOMAコンクールへの挑戦[5] 課題を想定した準備

二度目のピークを目指して

コンクールの準備は一度予選の日にピークを迎え、そこを通過できれば、本戦という二度目のピークを目指すことになる。ソムリエコンクールの経験から本戦で課される内容を予想し、紙に書き出していった。

本戦は筆記試験とテイスティングはもちろん、おそらくファイナルステージでは実技も課される。そしてテイスティングは口頭でのコメントが予想され、英語でのコメントを求められる可能性も充分にある。

ソムリエコンクールにおいては、セミファイナルから英語、もしくはフランス語でのブラインドティスティングコメントはもはや常識。今回も、せめて英語でコメントをできるようにトレーニングをしておかなければ、当日、突然流暢にというふうには決していかず、たいへんなことになる可能性がある。

何よりもまずは課題の設定が重要。自分が審査員だったらどんな課題を出すのか。とにかく出題者側の気持ちに立ち、今大会が開催される意味、優勝者に対して何を望むのかを考えながら、準備すべき方向性をしっかりと定めてからでなければ、ポイントにヒットしない、使うことのない知識をひたすら積み重ねてしまうことになってしまう。

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