気楽にやってみよう!どんな会社にも超有効、カスタマージャーニー
先日、高崎経済大学さん主催の公開講演会にて、「アカデミーの力を社会に」のタイトルで、APSの建学理念と事業戦略について話をさせていただきました!多くの意見交換ができ、とても有意義な場でした。
建学理念についてはまあ色々なところでよく喋っているので、今回はそんな中でもあまり文章にしたことの少ない部分として、「カスタマージャーニー」というものを紹介したいと思います。
マーケティング担当の方や、ベンチャーの方にとっては、もはや定番中の定番であり、ひょっとしたらあらゆるビジネスフレームワークの中でも、最もよく現場で使われるものとなっているかもしれません。顧客が、自社商品の存在を知り、購買に至るまでの(あるいはその先も含めた)流れを、カスタマージャーニーと言います。
ベースになっているのは消費者心理学という学問で、顧客の認知・心理の中での購買に至るまでの流れが、AIDAモデルだとかっていう様々な理論で説明されてきました。ここではその代表であり、かつ科学的にも最もロバストなものとして知られるAIDAモデルを紹介すると:
Attention:気が付く
Interest:興味をもつ
Desire:欲しいと感じる
Action:購買する
これに沿って描いていくのがカスタマージャーニーマップです。
APSの場合!!
こんな感じかなと思います。
ここで大切になるのは、AtentionとDesireでは方法が全く違うのだ、ということ。もちろん、人の心理なんて色々ですし、同じようにはいきませんが、まず認知してもらうためにやるべきことと、欲しいと思ってもらうためにやるべきことが違ってくるというのは、理解できるはずです。
でも、意外とこれが整っていないことが多いんです。
・社歴の長さと、一般認知度が逆に災いして、広告がAttentionのためのものか、Desireなのか、なんともフワッとしたものになっていたり。
・知ってもらえれば買ってもらえるだろうと、間のステップが無かったり。
・まず知ってもらうための努力が行われていなかったり。
なので、まずはAIDAモデルに沿って、カスタマージャーニーを書いてみることが大切です。あなたの商品が、人々に認知され、さらにその先で興味を高め、購買に至るまでのフローが整えられているか。
より細かくは、それぞれのステップに沿ってKPIを設定し、測定、改善をしていくことが求められますが。
多くの会社にとっては、まずはその入り口として、難しく考えずにカスタマージャーニーを書いてみることが大切です。
APSの場合はこんな感じ。
Attention:私のYouTubeやツイッター
Interest:プロモ動画やこのnote記事
Desire:自社サイトで「これは自分にとって大切なものかどうか」を見極めてもらう。
(で、その先のメルマガが何気に大切。こうしたサービスは経験財とよばれるタイプに属し、経験してみるまで価値がわからないのです。なので、入会後の経験をシミュレーションしてもらう必要がある。メルマガはその役割を担うもので、毎週のAPSの様子や、時には内部用の動画などをシェアしながら、受講者としての生活を追体験してもらうのです。)
Action:ミスマッチなく、入会頂く!
こんな感じでしょうか!
難しく、考えないことです。まずは、書いてみることから、カスタマージャーニーをあなたの大切な道具にしてみましょう!