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『真面目なエッセイ』児童文学、武雄とコボたち<今日は何の日?>

真面目なタイトルでしょ? このエッセイは真面目なのだ(しつこく)。

誰もが知っていることは書かない・・・かも?

6月25日といえば、あの(どの?)マイケル・ジャクソンが亡くなった日とか、同じマイケルでも、ワム!のジョージ・マイケルが生まれた日だとか、松浦亜弥さんのお誕生日だとか、アントニ・ガウディの生誕日だとか、そんな誰もが知っていそうなことは書かない(書いてるじゃないかっ!)。
(ジョージ・マイケルは「生まれた日」で松浦亜弥さんが「お誕生日」というのも気にしてはいけない。当然の配慮だ。)
ちなみにマイケル・ジャクソンが亡くなったのは50歳で、ジョージ・マイケルは53歳。人生100年時代に二人ともこの若さ! ・・・でも、この先あと何十年かの未来って明るいかしらん? 100年・・・ずっと以前、佐々木淳子さんのマンガで、不老長寿の薬を発明した男性の話を読んだことがある。その男性が病気の巣窟となった体にしがみついて何百年も生きているあいだに、知り合いの男は3度も生まれ変わって男性の前で健康を吹聴し、その男性を嘲笑うって話。タイトルは忘れた。考えさせられますね。


も一つちなみに、ガウディが生まれた日にちなんで、ちなみにちなんで、ちなんで(何でもちなめばいいってもんでもないけど・・・あ、スルーしてください)、6月25日は住宅デーなのだそう。生まれてりゃいいってもんでも・・・ごめんなさい、別に苦情ではないです、ハハ。


生まれた日といえば

生誕日ということで言うと、6月25日は童話作家で童画家の武井武雄が生まれた日。<童画>という言い方も彼の発明だそう。

前の日、6月24日は『天使で大地はいっぱいだ』の後藤竜二さんの生誕日。(『天使で大地はいっぱいだ』についてはこちらをどうぞ)


ここで無理矢理児童文学に話をもってゆくのを、お読みのみなさんは我慢しなくてはいけない。
武井武雄をよく知ってるかというと、実はそんなことはないのだけれど。(だって明治27年生まれだし・・・僕は生まれてないし。)正直なところ、ずっと岐阜県出身の教育者で児童文学者の岸武雄と勘違いしてたくらいなのだ(あれ? 岸武雄のほうが早くに生まれたんじゃなかったっけ? 確か明治25年・・・ま、気にしないで)。児童文学と武雄繋がりで、意地でも話を児童文学にもってゆくぞ。

岸武雄さんは赤座憲久さんらと一緒に、岐阜で『コボたち』という創作児童文学雑誌を創刊された方。コボたち、というのは子どもを意味する方言。『コボちゃん』植田まさしさんのマンガ。関係ないけど。


その『コボたち』に、僕も2、3度挿絵を描かせてもらったことがあるのだ。
絵本専門店というのが流行っていた頃、岐阜市の個人経営のお店に絵を飾ってもらったことがあった。絵本のお店だから、もちろんゲージュツ的な絵ではなかったけれど、たまたまそれをご覧になったコボたち編集部の女性から声がかかったのだ。
怖いもの知らずでしたね、まったく。デザイン学校を出たとはいえ、デッサン力なんて皆無に等しかったから。当時『コボたち』はボランティアで作られていて、もちろん画料はなし。それでも嬉しくて、3回まで描かせてもらいました。学校で絵本の講義も取っていたので、ご縁でしょうね。でも勤め始めたばかりで仕事と両立できなかったので、結局3回でやめてしまい、絵を置かせてもらった絵本のお店も、そのあとすぐ閉店してしまった。
それから何十年かのちに小説の創作サークルに参加するのはまた別の話。


武井武雄とも、6月25日とも一切関係ないけれど。

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