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心理学とか社会学とかも大事って話

※この記事は、GLOBIS 学び放題の推し動画をシェアしよう! Advent Calendar 2024 に参加しています。

こんにちは、グロービスの本田です。
グロービスでは、GLOBIS 学び放題等を開発・販売するグロービス・デジタル・プラットフォーム部門のPeople Successというチームのリーダーを担っています。People Successという名前ですが、組織づくりだけでなく、経営管理・財務や、総務全般を見ているチームです。

そして、グロービス経営大学院で教員、企業研修の講師として登壇しています。主に「クリティカル・シンキング」等の思考系科目を担当しています。

おすすめ動画「ジャムの法則」


今回私が紹介するGLOBIS 学び放題コンテンツは、ジャムの法則 ~意思決定の背景にある心理を学ぶ~です。
ジャムって、あのジャム?はい、あのパンに塗るジャムです。

人の「選択」について研究をしているシーナ・アイエンガー氏(コロンビア大学ビジネス・スクール教授)の提唱した法則です。

皆さん、ちょっと想像してみてください。
スーパーマーケットのキャンペーンで、6種類のジャムが並んでいる場合と、24種類のジャムが並んでいる場合、どちらのほうが売れ行きが良くなるでしょうか?

結果は、動画をご覧いただければと思いますが、この結果の裏には、人間が選択する際の複雑な心理が関係しています。

心理学とか社会学とかも大事って話

そう、私たち人間って、単純じゃないんです。だから、難しい。
顧客に喜んでもらえると思ってもらったことが、裏目にでることもあります。

でも、そんなときに役に立つのが、心理学です。心理学って、心理クイズとか心理カウンセラーとかのイメージがあるかもしれませんが、「人間の複雑な心を解明しようとする学問」です。シンプルにいうと、人間を知ろうとする学問です。

マーケティングをやろうが、マネジメントをやろうが、すべて人間の選択や行動です。その人間の心をちゃんと理解することで、より良くしていくことができます。もちろん知っていれば必ずうまくいくものではないですが、知らないよりは確実にうまくいくと思います。

心理学だけでなく、社会学も同様ですね。社会学は、複雑な人間たちが集まって社会とその関係を解明しようとする学問です。

私たちは、なんらかの組織や地域という社会に属す人間ですので、これもマーケティングやマネジメントにも、とても役に立つ学問です。

少し話が逸れてしまいますが、マーケティングの大家フィリップ・コトラーは『マーケティング3.0』のコンセプトを説明する中で、顧客を「消費者」と捉えるのではなく、「マインドとハートと精神を持つ全人的存在」と捉えなおすべきだ、書いています。すなわち顧客を、安くていいものだったら買うような単純な消費者ではなく、複雑な心を持った人間とその集まりであると捉えています。そんなマーケティング3.0時代において、マーケターは心理学や社会学を学ぶことがとても大事ということになりますね。

「知識」を使いこなすために

「ジャムの法則」に限らず、様々な法則や、経営・マーケティングのフレームワークなどには、人間の選択や行動に紐づくメカニズムが存在するものが多いです。

単に法則やフレームワークを知っているだけでは、勿体ない。
その背景にあるメカニズムを知ることで、法則が適用できる場合やできない場合の判断もつきますし、その他に応用もできます。

ぜひ、「知っている」という状態ではなく、より深く「わかる」状態、そして「できる」状態に持っていくために、ぜひ心理学や社会学のようなものにも目を向けてみていただき、学びを深めていただくといいと思います。

あとは、「自分一人でインプット」ではなく、「いろんな人と一緒に学びながらアウトプット」という学びも、人間の選択や行動に紐づくメカニズムに気が付くことができる学び方だと思いますので、興味のある方は、アウトプット型の学びにもチャレンジしてみてください。

グロービスだと、アウトプット型の学びの場もあり、面白いですよ。
ライブ授業 × ケーススタディ × グループワークのオンライン講座「ナノ単科」
グロービス経営大学院(MBA)の科目を1科目から学び始める「単科生制度」

ということで、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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