第125話_不幸な出会い
おはようございます。
#この青空を君へ は、
子育てにおいて一番大切なことは
親が成長し続ける姿を見せることだ
との思いで、経験から得た言葉を息子に贈ります。
私に見えている「青空」を「私の言葉」で。
では、本題。
今日はとても悲しい事があった。
その人とは昨年末から議論が平行線。
もう解決できないと諦め距離を取った。
もうすぐ引っ越す。
その人との縁も切れる。
そう思っていた矢先に、その人からの心ない言葉
怒りと悲しみで手が震えた。
ここまで感情的になるのは初めてかもしれない。
そして、君へ
だから、今日はこの「風の便り」を読んで
心を落ち着けよう。
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田坂広志 「風の便り」 四季 第72便
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不幸な「出会い」
若き日に政治の世界を志し、代議士になり、
その純粋さゆえに、挫折し、自ら命を絶った青年が、
初めて選挙に出たときに残した、
次のような詩があります。
今朝、駅前の街頭で、
ビラを渡そうとした私の手を払いのけ、
目を交わすこともなく、
通り過ぎていったあなたへ。
私たちの出会いは、
不幸な出会いであったかもしれない。
けれど、それでも、私は、
あなたと出会えて良かった。
出会えなかったよりも、
出会えて良かった。
この詩を読むとき、我々は、
一つの真実に気がつきます。
良き出会いだけが、
出会いではない。
本当は、
すべての出会いが、
大切な意味を持っている。
そのことに
気がつくのです。
2003年3月13日
田坂広志
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