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第131話_「変革の情熱」に潜むもの_田坂広志風の便り第59便より

おはようございます。

#この青空を君へ は、

 子育てにおいて一番大切なことは
 親が成長し続ける姿を見せることだ

との思いで、経験から得た言葉を息子に贈ります。
私に見えている「青空」を「私の言葉」で。

では、本題。

ひろゆき氏の本を読み

「努力で(頑張れば)なんとかなる」
と思っている人は甘い

という主張に考えさせられるものがあり
自分自身も30代までは努力でなんとかすると思ってきたが

努力だけでは越えられない壁(ベジータみたいだけど)
はあると痛感し

自分の動き方をどう変えるかを常に考えているが
今日届いた田坂広志先生の「風の便り」が
ピンポイントすぎたので、転載する

「変革の情熱」に潜むもの

 昔、ロンドンの郊外のハイゲートという場所にある、
 小さな墓地を訪れたことがあります。

 その墓地の片隅には、
 20世紀の歴史を変えた、一人の人物の墓が、
 ひっそりと佇んでいました。

 その墓碑銘に書かれていた、
 一つの言葉を思い出します。

  哲学者たちは、これまで世界を解釈してきたに過ぎない。
  しかし、大切なことは、それを変革することである。

 不思議な説得力を持った、この言葉。

 この墓に眠る、カール・マルクスの言葉が
 力強い「言霊」となって、
 20世紀の世界を「変革の嵐」の中に巻き込んだのでした。

 「社会主義革命」という嵐です。

 しかし、この革命の壮大な歴史的実験は、
 20世紀の最後に、脆くも挫折していきました。

 いま、その歴史を静かに振り返るとき、
 この魅惑的な言葉の奥深くに、
 密やかな性急さが潜んでいたことに、気づきます。

  この世界を変革すること。

 我々は、しばしば、
 そのことに情熱を奪われるあまり、
 大切なことを、忘れてしまうのかもしれません。

  この世界の理を知ること。

 その大切さを、
 忘れてしまうのかもしれません。

そして、君へ

努力はしたほうがいい
そうすることで、自分の立ち位置がわかる

努力を最初から放棄すると
自分の限界点を把握できない

自分の限界点を把握する意味で努力し
限界点が見えたなら、努力するポイント、場所を見極めるんだ

世の中の耳障りの良い言葉に惑わされないために
自分の中の軸を持ってほしい

#この青空を君へ

■「この青空を、君へ」の中で書籍紹介を含んだ投稿を
 別マガジンでまとめています

■「この青空を、君へ」の中で私の父が私に贈った言葉を含んだ投稿を
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