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#25 日本がもし47クラスの学校だったら
「選挙」と聞くと、空気のようにないものと意識から外して、YouTubeや漫画をみたり、小難しい本を読んだり、夢中に何かを作ったりしている人もおりますし「これを機に日本を変えるぞ!」と軽トラ並のエンジン音で唸り、馬力で上げて、いろんな人を巻き込んでいく人だっておりますね。
それはとっても当然なこととして、
「投票」いく人、いかない人、無関心な人のグラデーションがある。
これは、どんな事柄に関してもいえます。「いじめ」「差別」「自殺」「貧困」などなど、いわゆる課題と呼ばれる事柄を冷静に観察し、自身の解答を持つためだけに「フレーム思考」という捉え直し術を編み出しました。
簡単に説明すると、フレーム思考とは、因数分解して最小単位で擬似体験して判断する思考法です。想像力が必須なので、オススメはできません。
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▼フレーム思考法/例題⑴
これは、とても身近な問題も冷静に判断させてくれるんです。
たとえば、よくありそうな話題として、女性のお友達から「〇〇くんが浮気したっぽいんだよね」って相談されたとしましょう。
そこで登場人物は、女友達/その彼氏/浮気相手らしき人物/その他周辺環境/そして、なぜかそこに僕という状況です。
ただし、情報源は友達からしかない。そこに注意してください。
まるで、携帯電話/インターネットが使うことが制限された家の中で、テレビの情報だけを入れ続けているようなことで、公正性が保てていません。
全ての登場人物をちゃんと洗いざらい「どんな生活を送っているのか」「どんな習慣があるのか」など聞いた上で、一つの家(フレーム)に全ての登場人物がいたとしたとき、自分だったらどう感じるだろうかって妄想して判断するのが、フレーム思考です。(ね。なかなか想像力いるでしょう。)
相談してきた方にも当然として非はあり、二人のあいだにちゃんと感情があり、思い込みがあり、事実があり、その一つ一つをテーブルの上に置いていくのです。
それが、対話です。
ちなみに、この「浮気してるっぽい」場合は判断する/アドバイスは、避けることだけはお勧めします。こういった場合の二項対立は、気持ちを整えてあげるだけで充分。
感情に波が立っているので、それが落ち着くまで波の音を聴きながら、海がゆるやかになっていくのをただ待つ。大丈夫。変に力を加えたりしても、波が高まるので。
基本的に、答えは本人しかもっていませんから。
耳を傾けるだけです。自分にも耳を傾けながら。
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「世界がもし100人の村だったら|池田 香代子 (著) C.ダグラス・ラミス (翻訳)」という著書があるのをご存知ですか?
このフレーム思考は、まさにこのことです。
同じような方法で、強引に枠に収めるんです。笑
枠に収め、その中に自分がいたらどう考えるだろう、感じるだろうと想像して、捉え直してみます。
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▼フレーム思考法/例題⑵
そういえば、「選挙」のはなしでした。
たとえば、今回の都知事選/鹿児島県知事選を「フレーム思考」で、捉え直してみましょう。
日本に「学校」という枠を与えます。
そして、47都道府県を「1クラス」という枠を与えます。
と枠を与えたとき、東京クラスと鹿児島クラスで「学級委員長を決めよう!」と動きが、学校で起こっている。そんな状況であることが分かりやすい。廊下が一本で繋がってる連想がしやすいから、東京も鹿児島も影響し合っている距離のような錯覚があるように感じられる。
東京クラスでは、優等生で表現が上手な小池さんが学級委員長になって、賛否ありますね。みんなで、よくよく都政は観察していきましょう。
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さて、鹿児島クラスでも学級委員長をみんなで決める訳ですが、当然ながら教室ですから。優等生もいれば、ぼくのような劣等生もおります。勤勉な方、感性が豊かな方、無口な方、おてんばちゃん、攻撃的な表現が愛らしいヤンキーなどなど、多様な人たちが同じ場所にいる訳です。
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「選挙」は、誰にとって分かりやすく、進めやすくなっているかは、一目瞭然です。
教室の奥の方で、椅子を斜めにして退屈そうにしている彼らの意見は、なかなか出にくい状況だとぼくは感じています。
「選挙」という性質が多様な人たちに向けて、ちゃんと橋をかけれているのか? そんな疑問もありますが、後天的に性質が分かれていったので、デザインの領域で、それぞれの性質に合わせた言葉にしていくのはいいかもしれない。
というか、退屈そうにしているならまだいい。
不満という意見があるから。何も感じず、何もしない無関心の人たちにどうやって橋を渡せばいいのかが、ポイントだよなあ。
ぼくはそう考えます。
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「日本って学校に、元々このルールがあって入学してきたんだから、言うことを聞くべきだ。」そんな声もあるかもしれませんね。
でも、どのタイミングで理解したっていいじゃん。
ルールを変えたいって納得いかないってポーズが態度に出てるのなら一緒に学校のルール変えるために考えようとするのが、政治家さんでしょ。
そもそも共感できる仲間からリーダーを決めて、信頼して押し進める!って考え方じゃなくて、立候補する人が出てきて、会ったも聞いたこともない人をリーダーにしよう!って考え方、ぼくは本当は苦手だなあ。
それでも自分の考え方と近い人を選び、推していく。
そのためには、自分の考え方を知っておくこと/出馬している人の情報を知っておくことの2つの条件を満たさないと、なかなか選ぶは難しい。
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フレーム思考法を通じて伝えたいのが、自分本位に捉え直していく。そして、自分自身の考え方/解答を磨いてく。
そんなのしか渡せないんだけど、いい?
コーヨー