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「殺人者の記憶法」レビュー:記憶を失う元殺人犯が描く究極のサスペンス

映画の概要


「殺人者の記憶法」は、韓国発の衝撃的なサスペンススリラー。アルツハイマーを患う元連続殺人犯のビョンス(ソル・ギョング)が、記憶の欠落と闘いながら、新たな連続殺人鬼の影を追う物語です。原作はキム・ヨンハのベストセラー小説で、ウォン・シニョン監督がその世界観を見事に映像化。ビョンスが記憶と現実の間で揺れ動く様子を描き出し、観客を深い心理戦に引き込みます。



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映画の見どころ


1. ソル・ギョングの圧巻の演技

主人公ビョンスを演じるソル・ギョングの演技は圧巻。記憶を失いながらも、娘を守ろうとする執念と過去の罪への葛藤を緻密に表現しています。アルツハイマーの症状をリアルに演じる一方で、冷徹な殺人者としての一面も見せ、二面性のあるキャラクターに説得力を持たせています。


2. 緊張感溢れるストーリー展開

記憶が曖昧になる中で、ビョンスが次第に事件の真相に迫るスリリングな展開が見どころ。観客も彼の視点に引き込まれ、次第に真実と虚構の境界が曖昧になっていきます。


3. 心理戦と予測不能なラスト

新たな殺人鬼とビョンスの心理戦は緊迫感そのもの。最後まで予測不能なストーリーが続き、観る者に深い余韻を残します。



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こんな人にオススメ


サスペンスやスリラーが好きな人


「記憶」をテーマにした作品に興味がある人


心理描写が濃密な映画を楽しみたい人


韓国映画の実力派作品を堪能したい人




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まとめ

「殺人者の記憶法」は、記憶をテーマにした心理サスペンスの傑作です。ソル・ギョングの鬼気迫る演技、緊張感溢れる展開、そして心を揺さぶる結末。何度も観返したくなるような重厚な作品です。鑑賞後にはきっと、記憶の持つ力と恐ろしさについて深く考えさせられるでしょう。


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