伝統の継承
こんにちは!H.Kです。
僕は滋賀県長浜市で高校卒業まで育ち、今は中部地方の大学に通う大学生です。
長浜市を離れて3年になりますが、大学生活での経験や考えの変化をもとに故郷について考えることを今回は書いていこうと思います。
長浜市を振り返って
長浜市は数々の伝統的なお祭りや地域交流があり、私はそのような伝統に触れ合いながら過ごしていました。しかし、大学生になり地域や学生以外との交流がばったりなくなってしまったように感じます。
私の故郷では、季節が変わるたびに大きな行事があり、その都度地域の大人や高齢者の方とお話する機会がありました。
その方々は、一生涯を長浜市で過ごす人たちで、長年過ごしてきたことで多くの地元ならではの昔話をお酒を飲みながら楽しくお話していたことを覚えています。
しかし、何年もその行事に参加するたびに少子高齢化と言う言葉がちらつき、私の故郷も少子高齢化が大いに進んでいることを実感しました。
大学生活での体験
大学3年の夏、私は千と千尋の神隠しの題材になったとも言われる霜月祭りを開催する、熊野神社の神主とその後継者の方とお話しする機会をいただきました。
霜月祭りは、国重要無形文化財にも指定されており、毎年旧暦冬至の季節(12月、1月)に神様にお湯を奉納し湯を浴びていただく事で穢れを祓い、清らかな魂で生まれ変わって頂き再生を願う神事とされています。
お話を伺ったところ、この地域でも少子高齢化が進み毎年参加者は減っていることをお話しされていました。また、10年後には開催できないようになる可能性もあるということを聞きました。
しかし、霜月祭りを継承していきたいという神主の熱い言葉とそれを支える継承者の方の言葉に非常に感銘を受け、伝統文化とは多くの歴史や想いが詰まっているもので守るべきものだと感じました。
経験を踏まえて感じる故郷
この経験をもとに自分の故郷を振り返ると、長浜市には長浜曳山まつりと言われる安土桃山時代から続くお祭りがあり、こちらも国重要無形文化財に指定されており、多くの参加者や観光客で賑わう重要な催事です。
今まではなんとなく見聞きする程度のものでしたが、このお祭りにはどのような歴史や想いが募っているのか、このお祭りの継承や認知度はどのようものなのか非常に興味が湧きました。
その他にも、自分が生まれ育った小さな地区でも行われる催事も今後どのようになっていくのか、少子高齢化がどのような影響を及ぼすのかなど疑問や興味が湧きました。
まとめ
数々の歴史や想いを背負った伝統文化はたくさんあります。
それを再び背負い、伝える役割が私たち若者にもあると思います。
長浜市は有名な歴史や伝統文化によって賑わってきた街でした。長浜市をより盛り上げるために、今まで積み重ね合わされてきたことに加え、自分たちが新たにできることで、長浜市に新たな歴史を作りあげれるようにしたいと思います。