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種痘を行うこと
こんにちは、先日役所さんが出演する「雪の花〜共にありて〜」を観にいきました!
とても綺麗な映像で楽しめました!
福井県が舞台で下町の風景の四季や美しい着物の着こなしなどが素晴らしかったです!!
種痘は今でいうワクチンでしたが、日本では江戸時代にはワクチンの技術があったのが驚きでした
・職人と呼ばれたい医師、県成
この映画のキーパーソンの一人は、主人公の町医者に蘭学を教える医者の県成です。
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特に印象に残ったセリフは猪の解剖をしながら「俺は医者じゃなくて”職人”と呼ばれたいんだ」と門下生に話すシーンです。
県成はとても真面目な医者です。夜遅くまで本を読むほど勉強熱心で多くの弟子たちを丁寧に指導しています。
それぐらい彼は医療というものに直向きなんですよね。
だからこそ、医者というよりかは医療の職人と呼ばれたいと言っているんですよね。
そして種痘を行うにあたって子供たちに施術するシーンが好きなんですよね。
特に赤ちゃんが泣いている時に「大丈夫だよ〜」と言いながら笑顔で手早く種痘を行う姿が優しくカッコよかったです!。
・演じる”職人”としての役所さん
このセリフは役所さんが俳優としての在り方を示していると思います。
役所さんは近年色々な役を演じています。トイレの清掃員、小説家、テロリストの親玉…これだけ様々な役を演じられるのは役所さんが演じる”職人”であるからこそできると思います。
役所さんは、その役を演じるにあたって色々な準備をしているんですよね。
例えば「すばらしき世界」では撮影スタッフより前に旭川入りして三上に成り切ろうとしていました。
これだけ役に直向きだからこそ様々な役を演じられると思います。
・種痘を行うこと
主人公の町医者は様々な困難にぶつかります。
理解を示してくれない大名、町の人々は「牛の病気を移すなんて!」と気味悪がられてしまったりします。
それでも主人公は諦めないで種痘を行うために一生懸命に行動します。
ついに種痘は定着し多くの人が病気から救われていくのをみて(良かったなぁ〜)
と思いました…!
今でも反ワクチンがある一定程度いる現代でもワクチン接種は大変なのに江戸時代ではどんなに大変だったのかと…
主人公の「人々を助けたい!」という気持ちが病気から人々を救うことができたと思います。
その熱心さが伝わる作品でした。
あと役所さん演じるお医者さんたちが白い着物を着ているのがカッコよかったです!
綺麗で清楚な感じがあってとても好きです!
その着物が解剖で少し血で汚れるのがなんとも言えない気分になります…