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10杯目 くにたちブルワリー『あめにうたえば』

今日はくにたちブルワリーあめにうたえば』をいただきます。東京もいよいよ昨日から梅雨に入りました。この時期、多少の雨に濡れてしまったとしても、美味しいビールを飲んで、心の中くらいはスカッといきたいものですね。

くにたちブルワリーは2020年、東京は国立市に誕生した新進気鋭のブルワリーです。醸造長の斯波さんは国立からほど近い府中市の出身で、静岡県の『AOI BREWING』で醸造長を務めていた腕利きの職人さんです。

音楽好きで少しシャイな斯波さんは、実はあまりお酒が強くないということもあるのか、くにぶるさんのビールはアルコールが低めの飲みやすいものが多いようです。

くにたちの街の人に、『クラフトビール』はマニア向けの難しいものではなく、日常的に楽しむ飲み物ととらえて欲しいという思いから、ドリンカビリティー(飲み口の良さ)を大切にした『綺麗な味』のビールが作られています。

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『あめにうたえば』は国分寺赤米プロジェクトの赤米を使用した、セゾン酵母のライスセゾンビールです。

赤米の香りや風味を活かすために、ホップの使用料を最小限に抑え、吟醸酒のようなメロンやバナナを思わせる甘い香りや、柑橘系の爽やかな香りを感じることが出来ます。苦味はあまりありません。

製造過程では残っていた赤米の紅色は、今回の醸造では濁り目の薄山吹色へと変化しています。ドライでいながら、お米のビールらしい柔らかい甘味とほんのりとした酸味が、食べ物との合わせやすさの幅を広げています。とっても飲み口の良いビールです!

醸造長の斯波さんは、日本らしい原料を使用することに意欲があり、今後もお米を使用したセゾンビールにチャレンジしていきたいとのことですので、そちらも楽しみにしていきましょう!

『あめにうたえば』といえば、もちろん映画『Singin’in the Rain』のテーマ曲ですね。キューブリックの『時計仕掛けのオレンジ』の中の暴力的なシーンでこの曲が使われていたのには衝撃を受けました。この美しく、平和的なテーマがあんなシーンで、と。

※今回ご紹介したくにたちブルワリー『あめにうたえば』は限定商品で、常時製造されているものではありません。

雨に唄えば


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