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秒速で出世するには「議事録」を書け!

出世……仕事の成果というのは総合的な評価されるものなので、結局どこに力を入れてよいかわかりにくいですよね。

しかしどの私の経験から最もで単純な方法を共有します。
結論をいうと「議事録」を書けということです。

えっ……?そんな単純な仕事?新入社員のやる仕事?そうかもしれません。しかし秒速で出世するひとたちに皆共通するのは、必ず議事録係を経験してそれをうまく活用しています

◆議事録をつけるメリット:

①決定内容をよく理解できる
②自分に都合よい方向にもっていける
③上司や周りがあなたを頼るようになる
④進捗管理係、つまり指示を出す側になれる
⑤仕事ぶりが重鎮の目にも留まる
→結局、プロジェクトマネージャとして抜擢される

①決定内容をよく理解できる
会議というのは、つまるところ「結局、じゃあ次なにしようか?」というのを合意する意思決定の場です。次に誰が何をやるか?それをまとめるのが議事録係の役割です。議事録を書いている本人は、それをまとめなければいけませんから、当然ながら会議の本質を一番よく理解できます。

②自分に都合よい方向にもっていける
これは悪用可能ですが、自分の都合のよい方向に決定を誘導することができます。ソ連や中国、北朝鮮の共産党のトップがなぜ「総書記」と言われるかご存知ですか?それは「書紀係」が最も大きな影響力を持つからです。書紀が書いたものつまり議事録が、公式な決定であり、残るものなのです。その場で話されたものは、「言った、言わない」であとにのこりません。大事なのは残った文面なのです。

③上司や周りがあなたを頼るようになる
「で、このプロジェクト、次に何やるんだっけ?」多くのプロジェクトを抱えている上司は、詳細まで把握できず、会議の内容もよく覚えていません。そこで議事録をとったあなたを頼るようになります。議事録をつけたあなたは「えー、今は〇〇部長の承認待ちです。それをもって明日フォロー会議を行います」と即答すれば、「あ、そうかそうか明日また会議だったっけ。忘れてたけど良かった~」と上司は安心するわけです。

④進捗管理係、つまり指示を出す側になれる
そうやって信頼されてくると、おエラいさんから「進捗はどう?」と聞かれることになります、そのとき「はい、ですが、B課長の書類が滞ってまして。。。ちょっと次に進めていないんです」となると「おーそうか、俺からの指示ということで、B課長に伝えておいて」となります。つまり指示出し役になってくるのです。この時点で、だんだんとプロジェクトはあなたを中心にまわることになります。

⑤仕事ぶりが重鎮の目にも留まる
そうしてプロジェクトの進捗を毎度、議事録として回覧しているとだんだん自分の名前が売れていきます。役員C「あのプロジェクト、なんだっけ、A君が議事録だしているやつ、あれはうまく進んでいるみたいだね。」と会社の重鎮にまであなたの存在が知られていくことになります。

→そしてプロジェクトマネージャへ
プロジェクトが軌道にのりはじめると、上司は別の新たなプロジェクトに抜擢されて「バタバタして忙しく」なります。そんなとき、「いやーA君、ちょっと最近忙しくてさ、当面このプロジェクト見ておいてくんない?」というふうになってくるわけです。そう、あなたはこのプロジェクトのマネージャーになったのです。できる上司は、当然そんなあなたを見逃しません。

◆誰でもなれる議事録係、おいしすぎる!

議事録係がなぜおいしいかというと、誰でもやらせてもらうチャンスがあるということです。馬鹿な社員は「議事録係なんて、ペーペーのやる仕事、俺は会議で提案する立場だ!」とみくびっています。

しかし、実際は会議での決定事項をまとめるのは議事録係なのです、誰が出席したか記述し、決定事項をまとめ、それを皆に送るのもあなたなのですから。

私はこの「議事録」をつかった方法を利用し、3年くらいでヒラ社員から一気に海外法人の社長まで上りつめました。当初はお偉いさん方が多数出席するなか議事録を書いていただけでしたが、最後の方は自分と別部署の実務メンバーだけがのこり、状況を把握しているお偉いさんは居なくなっていました。そして、その海外プロジェクトへの出向が決まったのです。

海外プロジェクトへの出向というのも出世のミソですがこれは別途また書きます。ということで、いかがでしたでしょうか。

「いいから毎回議事録を書きなさい」

以上


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