大学教員YouTubeラジオ「はちげんめっ!」
1.はじめに
本稿は、大学教員YouTubeラジオ「はちげんめっ!」を聞いたことがない人・聞いてみたい人を対象に書かれたものである。本稿の目的は2つある。1つは、「はちげんめっ!」とはどのような番組であるかを知ってもらうこと。もうひとつは、番組に参加するため・楽しむための知識(番組で知っていて当然とされ、特に解説されないもの)を共有することである。
2.「はちげんめっ!」とは
―そもそも「はちげんめっ!」ってなんやねん―
「はちげんめっ!」とは、青山学院大学教員である「イトレオ先生」こと伊藤雄一氏と、大阪大学教員である「まさにゃん先生」こと中村征樹氏により、YouTube上で行われているラジオ番組である(当初は伊藤先生も大阪大学教員であった)。放送は月2回、金曜日の22時頃から行われている。「はちげんめっ!」という番組名は、大学の講義がその時間まで行われているとすれば22時が8限目に当たることに由来する。また、それに倣い放送は第〇〇回とせず第〇〇講となっている。
毎講、豪華ゲストを招き伊藤雄一氏と中村征樹氏がゲストの話を聞くという形が取られている(過去のゲストは、 9.ゲスト一覧 を参照されたい)。イトレオ先生とまさにゃん先生の2人喋り(近況報告)で始まり、ゲストとトーク(番組のメイン企画)を行い、視聴者からの質問コーナで終了となることが多い。テキパキ進む感じではなく、のんびりと進むため「またこんな時間になってしまった。そろそろ終わろう」と、同じミス?を繰り返している。放送時間が4時間を切ることは滅多になく、5時間前後であることがほとんどである。番組最長の放送となったのは、第7講の6時間4分41秒である。
当初は、「コロナ禍で大学に行けない大学生(特に新入生)を支援する」目的で始まったが、現在はその目的は薄れ「ある事象に対する文系の研究者と理系の研究者の捉え方の違いを感じてもらう」ことを目的とする高尚な番組に変化している(第11講:イトレオ先生の発言から)。他にも目的のひとつとして「大学教員がどのような人か知ってもらう」ことが挙げられている。
第1講から最新講まで講義の関連性は薄いため、どの講義から視聴しても特に問題ない。自分の興味がある講義から受講してみよう!
3.出演者
―で、誰がやってんの?―
・イトレオ先生(伊藤雄一)
青山学院大学教授。番組当初は、大阪大学のクリエイティブユニットなどという謎の組織に所属していたが、2021年4月から青山学院大学に異動し教授となった。(4月1日に投稿された動画で報告された)。青学と言っても、東京ではなく神奈川県相模原である。
院生時代は学生ベンチャーにジョインしていた。また、番組での発言の節々から学生時代はヤンチャだったとわかる。「もう時効だからいいと思いますけどね」が口癖。阪大の広報の仕事をしていたこともあり、番組中にもたびたび広報時代の仕事内容に触れている。アニメ好き?Twitterをよく巡回しているためツイバズに強い。Twitter上の334に精力的に参加している。いい意味で、おしゃべりなおじさん。もちろん偉い先生。
Twitter:https://twitter.com/yuichi_itoh
・まさにゃん先生(中村征樹)
大阪大学教授。番組当初は、大阪大学の准教授であったが、2022年度後期から大阪大学の教授となった(9月30日のライブ放送で報告された)。まさにゃん先生の昇進により、「はちげんめっ!」は「教授カップルチャンネル」となった。
お酒好きでおしゃれなバーによく行っている。交友関係が広く有名人の知り合いが多いが、その大半は酒の席で知り合った人らしい。絵が下手。流行りものを全くと言っていいほど知らないが、Twitterをよく巡回しているためツイバズには強い。Twitter上の334に精力的に参加している。物腰が柔らかい。流れに身を任せ、流れるままに生きている感じ。もちろん偉い先生。
Twitter:https://twitter.com/nmasaki?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
・ゲスト
毎講、異なる。以前は大阪大学に所縁があることが条件であったが、2021年4月(第13講)からその縛りはなくり、新生「はちげんめっ!」が誕生した。記念すべき、新生「はちげんめっ!」の初ゲストは、よびのりたくみ氏であった。
過去のゲストは、 9.ゲスト一覧 を参照されたい。
4.放送日
―で、いつやってんの?―
・月2回、金曜日の22時頃〜
放送開始時間は少し前後するし、終わる時間は決まっていない。
5.番組構成
―で、何をやってんの?―
1.イトレオ先生とまさにゃん先生のお喋り(近況報告)
イトレオ先生とまさにゃん先生が、ここ2週間で起こった出来事をお互いに報告するコーナー。
2.ゲストとトーク
まさにゃん先生とイトレオ先生が、ゲストの方について深堀りするコーナー。ゲストの方の半生をお聞きしたり、研究について伺う。
事前に、イトレオ先生の質問箱にゲストの方への質問を投稿できる(もちろん、すべて答えてもらえるとは限らない)。
また、ライブ放送中のチャットからも質問を投稿することができる(チャットは流れていってしまうため、答えてほしい質問がある場合は事前に質問箱へ投稿しておくほうがよいだろう)。
4.おすすめ書籍の紹介
ゲストの方、まさにゃん先生、イトレオ先生が、各々のおすすめの本を紹介するコーナー。おすすめの本の魅力を教えてくれる。
3.質問コーナ
イトレオ先生とまさにゃん先生が、視聴者からの質問に答えるコーナー。
時には危険を顧みず、ずばずばと切り込むことも......
大学生・高校生からの学問についての質問に答えたり、進路相談にのっている。
質問は、事前にイトレオ先生の質問箱に投稿するか、生放送中のチャットに投稿しましょう(チャットは流れていってしまうため、答えてほしい質問がある場合は事前に質問箱へ投稿しておくほうがよいだろう)。
6.スピンオフ企画
―こんなのもあるよ。「はちげんめっ!」から羽ばたいた企画!―
・第1回 大学教員川柳
「はちげんめっ!」のスピンオフ企画。サラリーマン川柳のオマージュ。大学教員のあるある川柳を視聴者から募集したところ、80句を超えるあるあるが届いた。
審査員は、イトレオ先生、まさにゃん先生に加えて、金水先生(第6講ゲスト)であった。
7.頻出ワード
―より番組を楽しもう!―
・はなお
大阪大学卒のYouTuber。チャンネル登録者数170万人を誇る「はなでんチャンネル」を、でんがんと共に運営している。おもしろ企画をする一方で、自身のアパレルブランド「EDDEN ELLEN(エデンエレン)」を展開するなどYouTubeにとどまらず幅広く活躍している。
はなおでんがん:https://www.youtube.com/channel/UCPyNsNSTUtywkekbDdCA_8Q
・でんがん
大阪大学大学院卒(修士)のYouTuber。チャンネル登録者数170万人を誇る「はなでんチャンネル」を、はなおと共に運営している。勉強や教育について個人チャンネルでよく話している。学生時代からはなおの動画に出演していたが、卒業後は民間企業に就職した。その後、会社を辞めYouTuberに転身し、現在に至る。YouTube初期(学生時代)は「ビッグバン理論(でんがんの定理)」の提唱者として名を馳せた。将来は塾を経営したいらしい。「日常かこちん」のプロデューサー。
個人チャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCxIPzBJ59q3Bv9pNmCYIC_g
*ビッグバン理論(でんがんの定理)とは、この世のすべての物事はビッグバンに帰着するという理論。
ex)気が生えている→人間が植えたから→地球が生まれたから→ビッグバンに帰着(超飛躍www)
・積分サークル
大阪大学の学生で構成されるグループYouTuber。当初は、はなおが立ち上げたYouTubeで動画投稿を行うサークルであった。現在は、はなおから独立しているが、はなおやでんがんが出演していることもある。
https://www.youtube.com/channel/UC82NEkDVsBe6nAPTgR8yy7w
・おいら
放送終了後、アーカイブに詳細なチャプターを打ってくれる方。いつもありがとうございます。
・ヨビノリたくみ
教育系YouTuber。理系大学生向けに『予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」』を運営している。ファボゼロのボケを武器にしているアンパン。顔の円周率(ヨビノリ率)は、3.177…である(惜しい)。フッ軽。数学の魔術師の異名をもつ。YouTube活動だけでなく、多方面で活躍している(ex.出版、講演会など)。YouTubeの編集はヨビノリやすが行っている。
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCqmWJJolqAgjIdLqK3zD1QQ
Twitter:https://twitter.com/yobinori
8.いざ、視聴!
ー好きな講義から見てねー
・番組の視聴はここをクリック(タップ)!https://www.youtube.com/playlist?list=PLN2Z3uLI_PQQm535osW2BNRUfIIM0m48P
*過去のゲストは 9.ゲスト一覧 を参照してください。
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参考
・番組の視聴はここをクリック(タップ)!
https://www.youtube.com/playlist?list=PLN2Z3uLI_PQQm535osW2BNRUfIIM0m48P
・本稿の元となったtwitterで公開された文書はこちら!(誤字脱字多く、意味が通っていない文章もあります。申し訳ありません)
・ゲスト一覧
・青学新聞「はちげんめっ! 伊藤雄一教授 電子版限定記事」
「はちげんめっ!」が始まった経緯・魅力を伊藤先生が話されています。
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