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研究日記2024年2月の報告書
1. 東京都現代美術館での展覧会、大詰め
現在、自作を3作品展示中の東京都現代美術館にて、2月23日、2月24日にギャラリーツアーを実施した。23日に1回、24日に2回実施し、各回ともに20人から30人の方が参加してくださったようだった。
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3月2日にも1回、3月3日にも1回ギャラリーツアーを実施する。Virtual Renovationのデモも、特段トラブルがなければ、この機会にのみ体感してもらえる。
日時|①3月2日(土)16:00~ ②3月3日(日)17:00~ 各回15分程度、オープン形式 会場|企画展示室 B2F 東京大学紹介展示エリア
2. Virtual Renovationデモの作り直し
2月中旬にデモを大幅に作り直し、仕上げた。それからたくさんの関係者にもお越しいただきご案内している。2月の頭には遅れて自在肢の実機も会場に到着し、最後に向けて、ご覧いただくのによい状態となってきている。
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どうにも多くの人の反応を見ていると、解説があることですごくわかりやすいものとなるようである。それはプレゼンがまずいということでは・・・?と聞いてみたけれど、そうではないとのことだった。研究はどうしてもある程度ハイコンテクストになるのだろう。「抽象画が大変わかりやすく理解できるようになるのに似ている」という日テレの広報の方のコメントに、キュレーターさんも大きく頷いていた。
↑は作り直したデモ。「飛翔する壁」「ツンデレする障子」「笑う欄間」「アポトーシスする壁」によって空間がつくられている。
2月の途中には、パリの美術館の館長とキュレーターさんをご案内したりもした。言葉はうまく伝えられなかったけれど、Virtual Renovationはとても反応が良かったし褒めてもらえた。
3. 『新建築』2月号への論考の掲載
博士論文の内容をまとめた論考が、今月発売の『新建築』2月号の巻頭に掲載された。大変光栄なことだと感じている。東京都現代美術館での展示中にも、「ショップでその雑誌は売ってないんですか?」と何度か聞かれた。Amazonへご案内している。いろんな人に読んでもらいたくて、多くの人に連絡もしてみたけれど、どうなのだろうか。僕としては『新建築』の方との繰り返しのやり取りを経て大変わかりやすくなったし、面白いとも思っているのだけど。もう少し読まれてもいいのにな(読まれているかどうかもよくわからない)と思ったりしている。
ちなみにたまたまだが、この論考と東京都現代美術館での展示はリアルタイムで完全に連動していて、両方とも相乗的に楽しめるという構造になっている。
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4. University of Creativityへの登壇
2月17日には、University of Creativityというイベントに登壇した。第一部は8人の若手VR研究者の登壇で、皆さんのプレゼンが全て異様に面白かった(イベントとして異常だと思った)。その後の第二部はディスカッションで、能楽師の安田登さんや鳴海先生、小泉先生らとの議論は経験したことないくらいハイレベルで脳が溶けた。実に刺激的だった。
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5. ポートフォリオの作り直し
2月の初旬には、自分のポートフォリオを大幅に作り直し、海外の事務所への出願もした。
6. 「Metaverse WindowScape」コンペと発表
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2025年3月に「夢における空間論」を書き上げるまで
旧「2023年3月に博士論文を書き上げるまで」。博士論文を書き上げるまでの日々を綴っていました。今は延長戦中です。月に1回フランクな研究報…
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