魔法の言葉
いやはや、現代社会というものは情報が溢れに溢れ、どの情報が自分にとって正しいのかを選別する技術が必要だと感じている今日この頃。
Instagramの検索ページには、「あなた様にオススメします」とも言わんばかりの、さまざまな情報が僕の目に否応なしに飛び込んでくる。
そんな便利なようで便利でない時代に僕はと言うと、ちょうど子育てに四苦八苦しているいわゆる子育て世代である。
幼稚園生の娘は何に対しても興味が湧く年ごろで、事あるごとに「何で!?」「どうして!?」の興味と好奇心の塊とも言うべき質問を日々僕に投げかけてくる。
娘からの「どうして?」に対する答えは大抵知っている事なので、可能な限りわかりやすく質問の答えを教えてあげるようにしていた。
そんな折、Instagramが僕に気を使ってくれたのか、検索ページに子育て関係のアカウントをピックアップし、素晴らしい知恵を僕に献上してくれたのだ。
「子どもからどうして?の質問がきた時に、これだけ言っておけば子どもがどんどん賢くなります。たったこれだけでいい魔法の言葉です。」
これなのよ。こうゆうの知りたかったのよ。と僕。
その魔法の言葉とは、、、
「どうしてだと思う?」
僕はいとも簡単に魔法の言葉を手に入れる事に成功した。人類の叡智よ、Instagramよ、ありがとう。
まあつまり、どうしてだと思う?と親が子どもに質問を返す事で、子どもは自分の力で考えようとする。結果的に、子どもの思考力や想像力がつく、というものだった。
それを知ってからというもの、娘からの質問全てに対して「どうしてだと思う?」と返す日々が始まったのだった。(単純なので)
これで娘の思考力も想像力もついてくるだろうとワクワクしていたのだが、ある時、いつものように娘の質問に対して「どうしてだと思う?」と毎度ドヤ顔で質問を返すだけの親父に向かって娘がこう言い放った。
「やっぱパパ何も知らんやん😂🤷🏻♀️」
気づけば娘からすると、親父は"何も答えを持っていない大人"という思考になっていたのだ。
しかも「やっぱ」というあたり、どうやら想像力もついているらしい。
ふむふむ。魔法の言葉、、、、、。
思ったのと、違うなあ。(現場からは以上です)
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