【奈良のみ】空海展 コトバじゃ伝わらん密教が1000年生き残っているワケ
こんにちはアート王子です。
今日は奈良国立博物館で開催中の「空海 KŪKAI―密教のルーツとマンダラ世界」についてお伝えします!
開催概要
どんな展示?
平安時代の初め頃、遣唐使として中国に渡った空海は師匠の恵果(けいか)から密教を伝授され帰国します。
密教は言葉だけでは全てを理解できない秘密の教えとされ、絵や仏像や曼荼羅が展示されています。
空海が直接制作に関わった、現存唯一にして最古の「高雄曼荼羅」(たかおまんだら)が今回の目玉で、修理後初公開です。
空海の生誕1250年を記念する展覧会です。
展示構成
感想
先週(4/13)から始まった「空海展」に行ってきましたー!
久しぶりに見る仏像はすごく良かったです。中でも、超巨大な曼荼羅が三つほど展示されていて、インパクトがすごかった。
僕の"推し"でもある不動明王もたくさんありました。
インドネシアで見つかった、小さい仏像(15センチぐらい)がたくさん集められていて、すごく細かいのでフィギュアのように見えるのですが、すごく状態が良くて、見れて良かったです。宇宙空間のような展示になっていて、面白かった。
客層はほぼおっちゃんおばちゃんなんですが、めちゃくちゃ混んでました!
空海どんだけ人気なん!奈良国立博物館のみの展示なので気になる方はお早めに!
密教 なぜ1000年も続く?
説明難しいから絵にするわ(曼荼羅)
密教は概念を文章だけでは伝えきれないらし
いです。(厨二病ぽくていいですね←褒めてる)
文章以外でも伝えるってどないすんねん。口伝?と思いましたが、そのためたくさんの絵や仏像が残っています。
他の宗教もそうですが、文字が読めない人のためにたくさん絵にされていますよね。
密教世界を説明する最たるものが曼荼羅です。
奥に写っていますが、めちゃくちゃデカいです。
今回唯一撮影可能な石像
今回唯一撮影可能な仏像です。
他にも西安碑林博物館所蔵の展示品はあるのですが、なぜかこれだけ撮影可能です。
グッズコーナー
空海グッズ
ポストカードやクリアファイル、Tシャツやトートバッグ、お菓子などたくさん公式グッズが用意されていました!
図録
黒背景に銀の箔押しでめちゃくちゃカッコいいです!
公式図録¥3,000
奈良国立博物館
いかがでしたでしょうか?
奈良国立博物館のみの展示なので、遠方からでも気になる方はぜひ行ってみてください!
奈良国立博物館は「近鉄奈良駅」から徒歩15分くらいです。
他にも奈良公園はもちろん、興福寺や東大寺、春日大社など周辺に観光スポットはたくさんあります。
https://www.narahaku.go.jp/exhibition/special/202404_kukai/
↑奈良国立博物館HP