#264 リアクションは人の為ならず
こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。
みなさんはリアクションは良い方ですか？
美味しいものを食べた時に心の中で「美味しい」と噛み締めるのか、「メッチャうまい！！」と笑顔で大きな声で表現するのか。
どちらでしょうか。
良いリアクションが出来ると、それは巡り巡って自分に良い形で返ってきます。そのため、自然とポジティブなハッキリとしたリアクションが取れるようにしたいなという話です。
◯リアクションをすると楽しくなる
「美味しい」「素晴らしい」「面白い」など、自然と声が漏れてしまうような時というのは気分が高揚しています。その感情をそのまま表現するのって楽しいですよね。
人前だとつい恥ずかしくてリアクションを抑えてしまうのはもったいないことです。その場にいる人達が、自然にリアクション出来る開放的な空間というのは、体験価値を向上させてくれます。
狂犬ツアーで京丹後の美食を味わった際には、そういうリアクションの良い人だけの空間でいただくスペシャルな料理の素晴らしさを体感しました。
そして、リアクションにより最高の臨場感を味わえるものといったら、インドの映画館で見るインド映画です。インド映画自体も音楽と踊りのミュージカル的な楽しさがあるのですが、映画館で見るのが面白いんです。
インドのカルカッタで、大衆娯楽である映画館に行ったところ、その当時の人気No.1映画であったこともあり満員でした。映画が始まると、あちこちから歓声や口笛の音で騒がしくなります。始めは「なにこれ？」とビックリしていました。
ヒーローの登場では「うおー！！」とか「いえーい！！」と盛り上がり、ヒロインの登場では「ヒューヒュー」と待ってましたと言わんばかりの歓声があがり、映画館中に熱狂が広がり、日本で見る映画とは全く違う興奮を味わうことが出来ました。
感情をそのまま表現するリアクションは、楽しさを引き出してくれます。
◯良いリアクションには良いサービスが返ってくる
リアクションをもらえるのは嬉しいことです。
イベントで登壇する際にもオーディエンスのリアクションがあると、もっと良い話をしようと気持ちが乗ってきます。良いリアクションをもらえると、もっと喜ばせたいと思うのが自然ですよね。
良いリアクションが出来ると、より良いサービスを引き出すことに繋がります。
先日、埼玉県飯能市にある発酵食品の「OH!!!」というお店の店頭で、やまね酒造という酒蔵の日本酒や甘酒の試飲をさせていただきました。
その際に、秋田のあの新政酒造の現存する市販清酒酵母中では最古といわれる協会6号酵母を使用されている。私の地元の飯能の西川材を使った木桶で仕込んだ酒。その木桶は小豆島の職人に作ってもらっている。などなど、面白いお話に食いついていると、「このにごり酒も美味いですよ！」と他のお客さんには提供していないお酒もいただいてしまいました 笑
これもまたキリっと辛口で美味しかったです。
その方はやまね酒造の社長のお父様であり、息子さんの作られているお酒を良いリアクションしてくれるコイツに飲ませてやるか！と思ってくださったのかもしれません。
もちろんオーバーリアクションをして、サービスを引き出そうという下心はなかったです。自然とにじみ出たリアクションが相手の心に触れられたのかもしれません。
◯リアクションが次のキッカケをつくる
良いリアクションが出来ると色々なお話を聞くこともできます。
先日、福島県の川内村のクラフトジンの蒸留所見学でも友人と一緒に沢山質問させていただいたところ、「色々聞いて下さるのでつい沢山喋ってしまいました 笑」と色々なお話を聞かせていただきました。
ここでしか聞けない話は、人に話したくなるネタにもなりますし、さらに次の目的地となる情報をいただけることがあります。
川内村では絶賛建設中の蒸留所の二階のテイスティングルームに伺わせていただく約束をしました。やまね酒造さんは民泊やBBQもやっており、酒蔵で作ったお酒や新政さんのお酒をいただけるとのことで、これは行くしかないと新たな目的地をゲット出来ました。
ということで、良いリアクションがとれるグッドリスナーになることで、自分の人生を豊かにしてくれることを体験したという話でした。
表面的なだけのリアクションは相手をシラケさせてしまいます。常に良いリアクションが取れる人達は、知識量や興味量が半端でない人達です。私も様々な話題で良いリアクションを取れるようにアンテナをはり、来年はもっと良いリアクションが取れるようにしたいです。
リアクションは人の為ならず。
最後までお読みいただきありがとうございました。