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#117 丁度いい距離間のコミュニティ 〜チャレンジャーの子どもたち〜

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。
久しぶりにサッカーで例えるマネージャーシリーズ以外の投稿です。

先週末に小中学校時代の地元の友人と集り、非常に味わい深い時間を過ごしました。

今日は、私の地元の絶妙なバランスで成り立つ貴重なコミュニティの面白さの話です。

〇同窓会とは違う地元の集まり

私の小中学校時代の友人たちはとても仲が良いです。
1学年100名程度で、小学校から中学校へそのまま繰り上がりだったため、ほとんど同じメンバーで9年間を過ごしました。

別々の高校に通いながらも同じ部活同士などの緩い繋がりが継続し、都内への通学・通勤も可能で住み心地のよい街であるため、大学進学や就職を迎えてからも地元に残るメンバーも多く年1,2回は集まるような関係でした。

10年に1回あるかないかの学年全員と当時の担任の先生を呼ぶような同窓会とは違い、気心の知れた仲間で集まることは他にはない心地よさがあります。

コロナの影響もありここ最近は集まれておらず、先週末は4、5年振りの集まりでした。

〇多種多様な価値観のコミュニティ

地元でここまで仲が良いことに「珍しい」とよく言われます。
緩く繋がり続けることが出来ており、地元に残る組・地元から出る組みが半々でそれぞれの仕事や生活も多様であり、基本的にモラルのあるメンバーが揃っているためにマウントフルネス合戦にはならず、この関係が保てているのだと思います。

30代半ばでほとんどが子育て中であり、様々な家族のあり方があります。
家族が増えるだけでなく、親との別れも身近になってきました。

それぞれが多種多様な仕事をしています。
外務省でコロンビア駐在、パート、スナック、総務省がお客の仕事、自治体との仕事、高校教師、小学校教師、システムエンジニア、車掌・運転手、自動車関連会社の次期社長、住み込みの水道職人など。

それぞれが異なる人生経験や仕事をしているため、彼らの話を聞くことが社会勉強にもなり、同じ小中学校で過ごしたことで一定の共通言語も持っているため妙に会話が弾みます。

グループで盛り上がったり、1対1で語り合っていたり、それぞれが自由に楽しむ面白い距離感です。
腹を抱えて笑って顎が痛くなり、喉もかれてしまいました。

〇チャレンジャーの子供たち

受験を経て入学した高校、大学は学力レベルが近いためか、比較的価値観の近い集団のため、地元のような関係性にはなりません。

現在も関係が続いてるのは、特に価値観が近い数少ない友人だけです。

なぜ、地元のメンバーはこんなにも多様な価値観がありつつ、モラルのある集団なのだろうかと不思議になり、街の歴史を調べてみました。

私の地元は山を切り開いたニュータウンで、平成元年に分譲が始まりました。
山林を造成していた当時、現在はニュータウン行きの路線バスが走る駅までの大通りはまだ無く、山を迂回するようにあった在来の生活道路を使って、ニュータウンの物件見学バスが運行されていたそうです。

第一期分譲でここに住んだ人たちは「将来ここに道路が、あそこにスーパーマーケットができますよ」という街づくりプランだけを頼りに、山の中の造成地の土地や家を買い、引っ越す決断をしたチャレンジャー達なのだと。

そのチャレンジャーな親たちのもとですくすくと育った私達には一定のモラルが植え付けられたのかもしれません。
また、チャレンジ精神を受け継ぎ、それぞれが多種多様な人生を歩んでいるのかもしれません。


日々新しいことにもチャレンジすることが、長期スパンで見たときにこんな面白いコミュニティに繋がるのかと、想いを巡らす週末でした。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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