#22 【学び】家電の種類多すぎ問題が改善する?~指定価格制度~
電子レンジを買い替えようと思ったものの種類が多すぎて選ぶのが難しすぎました。
似たような機種が乱立している理由と、今後は選ぶのが難しい問題が解消するかもしれない「指定価格制度」についての話です。
〇私の欲しい電子レンジはいったいどれ?
生産性向上のために日々の生活を見直したところ、食事を作る時間が改善ポイントと見えてきました。
我が家の課題
我が家では炊飯器で炊いて冷凍したご飯、作り置きしたおかずや汁物や冷凍食品を温めて食べることが多いため、電子レンジが大活躍。
しかし、10年以上使っている電子レンジのためムラがないように温めるには冷凍ご飯とおかずを一つずつ加熱する必要があります。妻と私の二人分の食事を温めるのに「チン」と音がしてはご飯やおかずを入れ替えて加熱を繰り返し10分以上かかることもしばしば。
我が家が求める機能
知人から自動調理機能がとても便利で、ちゃんと美味しく作れるという情報をいただいており、1品仕上がるまでの台所に立つ時間を減らせるので我が家でも活用したいと思いました。
そのため、我が家が求める機能は以下の3つです。
種類がありすぎて選ぶのが難しい。。。
要件は決まっていたのですが、電子レンジの種類は各メーカーで10種類では収まらないくらい存在し、各メーカーの特徴や様々な機能で何が実現できるのかがよくわかりません。同機種の世代違いの金額と機能の差は何かも気になってしまい選ぶのが難しすぎました
量販店の店員さんに説明を聞き、webで機能と値段の比較表などを確認し、吟味したうえで最後はエイヤで購入しました。
選ぶことに心底疲れましたが、今は届くのが楽しみです。
〇似た機種が乱立する理由
様々な家庭向けにグレードが異なる種類の製品ラインナップに加えて、毎年同様な機種が発売されるのはなぜでしょう?
白物家電は値下げが前提の商習慣となっており販売から一定期間で2~4割引きで販売されることが多く、値崩れを戻すために毎年マイナーチェンジした新製品を投入するそうです。
その結果、使われない機能を搭載した同様な製品が増えてしまうのだとか。
新製品は一時的に定価近くで販売できますが、旧製品は在庫処分という形で大幅値引きが行なわれるため、結局メーカーや販売店の利益は圧迫されます。
そして、このマイナーチェンジのために各メーカーの開発リソースを投じることになり、メーカーにもユーザーにも大きな損失です。
〇指定価格制度
この値下げ前提の商習慣転換を狙ったのが「指定価格制度」です。
アップル(家電メーカーではないが)、アイロボット、ダイソン、バルミューダなど、付加価値モデルのメーカーは競合商品を上回る価値の高さを提供することで販売価格の維持につなげています。
Panasonicや日立ではドラム式洗濯機など差別化しやすい製品から制度を導入しており、値引き交渉や特別価格販売などの価格訴求ではなく、製品価値や接客、アフターサービスによる差別化に注力することにつなげる狙いです。
値崩れを抑えることができれば毎年のマイナーチェンジが不要になり、メーカーにもユーザーにもありがたいですね。
終わりに
今回は家電の機種が乱立する理由。乱立の解消につながる指定価格制度についての話でした。
白物家電メーカーが指定価格制度を導入することは非常にチャレンジングかと思いますが、高付加価値商品を適正な価格でわかりやすく購入できる状態を目指して頑張って欲しいと思いました。
指定価格制度についてはこちらの記事などを参考にしています。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
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