見出し画像

#269 仕事効率を劇的に変える「王様の速読術」のすすめ

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。
今日は、私が読んで学びのあった「王様の速読術」 をご紹介します。仕事や勉強に追われる日々の中で、読書時間をどう確保するか悩んでいませんか? そんな方にぴったりの一冊です。


〇ジミー・カーター元米大統領も救った速読術

元アメリカ大統領ジミー・カーター氏は、激務の中で多くの資料や情報を処理しなければならない立場にありました。しかし、53歳で速読術を学んだことで、限られた時間で効率よく情報を吸収できるようになり、ノーベル平和賞を受賞するという成果を上げました。

「速読術」と聞くと特殊なスキルのように思えますが、本書を読めば誰でも取り入れられる技術だとわかります。

◯こういう人におすすめ

読みたい本がたくさんあるけど時間が足りない
仕事や学びの効率を上げたい
読書を目的意識を持って進めたい

「王様の速読術」は、速く読むだけでなく、「なぜ速く読むのか」「どう活用するのか」という目的を明確にすることに重点を置いています。ストーリー仕立てで書かれており、初心者でも楽しみながら読めるため、さくっと速読について学びたい人の最初の一冊としてオススメです。

〇「王様の速読術」とは?

本書では、読書を「本の国の王様」になった気持ちで進めるというユニークなアプローチを提案しています。つまり、あなた自身が「本を読む目的」「読む時間の使い方」をコントロールする王様になるという考え方です。

王様は忙しい
だけど大事な知識は吸収したい

という表紙のメッセージに惹かれました。

◯30分で1冊を読破する王様の速読術

まず重要なのは、「なにを何時間、何分間やるのか、決めること。そして時間が来たらやめること。」です。
そのため、この本と付き合う時間は30分と決めて、次の3段階で読み進めます。

第一段階:プレビュー(5分)

プレビューとは、まず私たちがこれから読む本はいったいなんなのか、どんな本で、どのようか構成なのか、何が重要なのかといったことを把握し、この本を読む目的をハッキリさせるする段階です。

まずは、表紙やカバー、帯から情報を得ます。人に会ったらパッと服装や髪型や表情などを読み取りどのように話しかけるのかを考えるのと同様に、本もパッと見てどう読むかを考えることが出来ます。

続いて、目次や見出しや図表などから本の構成を読み取ります。
表紙やカバー、帯、目次を見た状態で、パラパラと本文を見ていき、見出しと図表、写真、イラスト、マンガなど目につくところをパラパラと確認していきます。

効率よく読むために、この5分で必要そうなページを発見したら、付箋を貼るなど印をつけておきます。この本に期待していたことと、期待はしていなかったが面白いと感じたことなども発見できればプレビューは終わりです。

このプレビューをただの読み飛ばしにしないために、著者の気持ちを察知することが重要です。
本は色々な人が、それぞれの目的で、様々な視点で書くため、同じ問段を扱っている色々な本があります。読む人の視点で著者のスタンスを解釈してしまうと、著者の意見の結論の根拠やその過程を誤って理解することになります。

こうした勘違いを防ぐために、プレビューでは著者の視点を大まかに捉えるのが重要です。

第二段階:写真読み(5分)

プレビューの5分間が終わったら、次は見開きを2秒でパッパッと眺めていきます。プレビューの意図的に手掛かりを探す読み方ではなく、ひたすら機械的に全ページをとにかく見ます。

写真読みは慣れないとなにもわからないかもしれません。(私もまったく何もわからなかったです。。。)全体の印象やキーワード、見出し、イラストなどが目に飛び込んでくる程度で良いです。脳はイメージとして捉えています。

ここで大切なのは、繰り返し登場したり強調されている本から浮かび上がるキーワードと、無意識に自分自身が本から想起したキーワードです。プレビュー法とは異なり、ひたすら感覚で受け止めます。

全部を理解しようとするのでなく、20%だけ読んでその本の80%の機能を獲得するという割り切りが重要です。

第三段階:スキミング(20分)

スキミングとは、さっとすくい取る、ざっと読み取る、という意味です。要するに、全部を取るのでなく、大事なところだけさっとくみ取ることです。ただ漫然と斜め読みするのでなく、自分の目的にかなった2割を見つけ出し、二八の法則を使って、その2割から8割の情報を取ります。

鳥のように高いところから本を見ていき、第一段階、第二段階で印をつけていたところや、「ここは大切だぞ」と思ったら、速度を落としてきちんと読む。この繰り返しです。

ゆっくりと低空飛行を続けて、すぐに海面に降りては精読と変わりません。決めた時間の中で、今の自分が読み取れる重要な情報以外は読まなくて良いという割り切りが必要です。

本を読んで理解出来るところ、情報を受け取れるところは、意識やこれまに培った知識のレベルに左右されます。最初は30分では浅い情報しか受け取れなくても、王様の速読術を続けると、より深いところまで理解できるようになり、求めている情報を得られるようになります。

もし、うまくスキミング出来ない場合は、プレビューに失敗しているか、そもそも選んだ本が自分の目的に合っていない可能性があります。もう一度立ち返って、その本を読む必要があるのかを考えてみましょう。


〇速読術がもたらすメリット

面白そうだなと漫然と本を読んでも使える知識は身につかないのを身を持って経験しています。
速読術を学ぶと、以下のような効果が期待できます。

  • 効率的な知識吸収: 短時間で必要な情報を得られる

  • 目的意識の向上: 読む前にゴールを設定する習慣が身につく

  • 主体的な読書: 自分に必要な情報だけを取捨選択できる

これらのスキルは、読書だけでなく、仕事や日常生活にも応用可能です。

〇ジブン株式会社を経営する視点を持とう

本書を読んで感じたのは、「速読術」は単なる読書法ではなく、自分の時間やリソースをコントロールする力だということです。主体的な読書、主体的なアウトプット、主体的な人生を手にするために、速読を身につけることは、ジブン株式会社を経営出来る人であるとも言えるのです。

「30分で何を得たいのか」を考え、成果が出ないと思ったら途中で切り上げる。この姿勢こそが、主体的な人生を送る鍵になるのです。
私も速読を身に着け、ジブン株式会社の経営に取り組んで行こうと思います。



ということで、今日は「王様の速読術」について紹介しました。
「王様の速読術」は、単に速く読む技術を教えるだけでなく、読書を通じて自己成長や仕事の効率化を目指す一冊です。忙しい日々の中でも、効率的に知識を吸収したいと考える方にぜひ手に取ってほしい本です。

本書ではシチュエーションに応じた本の読み方や、アウトプットの方法についても紹介されていますので、気になる方はぜひ読んでみて下さい。
読書の方法を変えることで、あなたの仕事や人生もより充実したものになるはずです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!