#241 美食の価値を引き出す秘訣は〇〇〜狂犬ツアー@京丹後の学び〜
こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。
前回に引き続き、2024年11月の狂犬ツアー@京丹後での学びをシェアさせていただきます。
前回の記事では、世界から注目される企業のリーダーが持つホスピタリティの素晴らしさについて述べています。
今回の狂犬ツアーの「テーマは真のローカルリトリートと掘り下げる!!」ということで、解禁直後の蟹と世界の富士酢の寿司、発酵風呂などなど、京丹後の魅力をたっぷりと味わえる内容でした。
また、夕食で訪れたローカルガストロノミーが最高の店だったのですが、狂犬ツアーに参加する方々と一緒にいただくことで何倍も素晴らしい体験になるということを実感しました。つまり、美食の価値を引き出す秘訣はアクセス投資である。という話です。
2日間のディナーで訪問したうちの一つが京丹後の宮津にあるカウンター鮨割烹「西入る」さん。
世界で星付き寿司屋がこぞって採用する20年物の寿司屋専門の富士酢を作る飯尾醸造さんと日本各地で修行したポルトガル人板前リカルドさんがコラボ。京都・丹後エリアの食材を使い、日本料理をベースにこれまでに培った様々な調理法と自身のアイデンティティを取り入れたおまかせコースとペアリングを提供いただきました。
先付、お椀、お造り、野菜料理、肴、揚げ物/炊き物、焼き物とお料理が進み、終盤には富士酢で名高い飯尾醸造(宮津市)が農薬と化学肥料を使わず栽培したコシヒカリと、そのこだわりの米で作った富士酢を使用した自慢のシャリ、そして栄養豊富な近海の海で育った魚介類で構成するお鮨が7貫いただけます。
品数がとても多くペアリングのワインや日本酒もとても美味しかったです。
掲載した写真以外のお料理やデザート、お酒もいただきました。
写真からもお料理の素晴らしさが伝わると思いますが、今回は吉岡先生や狂犬ツアーのメンバーでお店を貸し切らせていただいたため、個人で訪れる場合とは別格の体験になりました。
お店を貸し切りワンチームでお料理をいただくため、誰かの「美味しい!」がどんどん伝播していき、みんなが自然に美味しさを表現出来ることで、高級なお料理に対してもリラックスしてワイワイと楽しむことが出来ます。
私の隣の席には食にも料理にも詳しいパイセンだったため、色々と教えていただくこともできました。
誰かの質問に対してリカルドさんや美穂さんが答えてくれると、他の誰かが質問を被せたり、吉岡先生も解説を加えてくれたり、お二人に「こういうことでしたっけ?」と話を振ってくれ、どんどん会話が広がります。顔馴染みの吉岡先生がいるからこそ聞ける話もあり、途中で飯尾さんも飛び入り参加してくださり、お店にリカルドさん達を招いた時の話もしてくれました。
個人で予約しても西入るの素晴らしい料理をいただくことはできます。しかし、このような雰囲気、会話を楽しむことはなかなかできません。
実際に以前に西入るにきたことがあるご夫婦が参加されていましたが、以前は周りのお客さんがプロの料理人の方達で、みんなが料理に向き合い緊張感のある雰囲気だったそうです。
このように、普段は出会えない人がいるコミュニティに飛び込むことで、単にお金を払っていただく食事とは別次元の価値を体験することが出来る。これこそがアクセス投資の価値のひとつなのだと思います。
なかなかの投資額に即断即決で参加される方々の集まる狂犬ツアーは本当に価値のあるアクセス投資でした。
ということで今回は、狂犬ツアーのような普段自分がアクセス出来ない人達へのアクセスに投資することは美食の価値を引き出すことにも繋がるという話でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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