#240 トップのオーナーシップとホスピタリティ〜狂犬ツアー@京丹後の学び〜
こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。
2024/11/07(木)〜09(土)の2泊3日でまちづくりのプロフェッショナル木下斉さんが主催される狂犬ツアーに参加しました。
せっかく京丹後まで足を運ぶので狂犬ツアーだけで終わらせるのはもったいないと思い、ベストミックスを検討した旅行のメインディッシュが終わった形です。
狂犬ツアーをもうとにかく濃い。人が濃い、コンテンツが濃い。濃密過ぎて、疲労と消化不良でもはやグロッキー状態。昨日は泥のように寝てしまいました。
今日はそんな狂犬ツアーで学んだ様々なことの中で、ジブン株式会社の経営を実践されている方にはオーナーシップとホスピタリティがあるということを肌で感じてきたという話です。
今回の狂犬ツアーのテーマは真のローカルリトリートを掘り下げるということで、メインコンテンツの一つが京丹後産米ぬか100%のピュアな酵素風呂と5つの個性的なサウナを体験出来る「ぬかとゆげ」です。
「ぬかとゆげ」を開業された、京丹後でご夫婦で開業医をされている「よしおかクリニック」の吉岡先生は、今回の狂犬ツアーのアテンドをしてくださりました。
吉岡先生は私の中にある堅物的な医者のイメージとは全く異なる方です。参加者と一緒にサウナに入り、ご自身もサウナを楽しみながら、施設の細部に込められた様々なこだわりやその裏にある想い、医学的な解説などなど、まるでツアーガイドのように丁寧かつ面白いトークで楽しませていただきました。
「自分が楽しんでいない物を人に進めても魅力が伝わらない」と、組織のトップである吉岡さんご自身が率先して楽しみ、ホスピタリティ溢れる対応をして下さるため、その姿を見ているスタッフの方々もみなさん非常に丁寧な対応で、素晴らしい時間を過ごすことができました。
狂犬ツアーではさらに、小泉進次郎氏も着用している丹後織物 300 年の美意識が生み出した手織りネクタイ工場である「KUSUKA」さんを訪問し、工場の見学をさせていただきました。
京都府丹後地方に拠点を置くKUSKAさんは、300年以上の歴史を持つ丹後ちりめんの伝統を受け継ぎながら、革新的なアプローチで織物製品を作り出しています。同社は機械織りを廃し、手織りに特化することで、独自性と品質を追求しています。KUSKAの特徴は「オールメイドイン丹後」にあり、織りから染色、加工まですべての工程を地元で行うことで、唯一無二の製品を生み出しています。手織りによる優しい風合いと、機械では表現できない織り柄の研究に力を入れ、高品質なネクタイを中心に製品を展開しています。
KUSUKAさんの工場見学でも、社長の楠泰彦さん自らにご案内いただきました。
デジタルとアナログを融合させた織り機や生成AIに描かせた絵を丹後ちりめんで織るアート様子など、職人さんの非常に繊細な手作業の様子を見せていただく非常に貴重な経験です。
ある職人さんは織り機のトラブル対応中で 「せっかく来て下さったのに機を織る姿を見せれなくてすみません。」と織り機の修復の様子を説明しながら見せてくれました。
仕事中にお邪魔している私達に手織りがどういうものかを伝えようとしてくださる姿勢に感動してしまいました。
さらに今回の狂犬ツアー@京丹後の目玉は蟹です!
地元の有名蟹卸会社・魚政さんのご協力をいただき、解禁直後の最高級の「旬のカニ」を「浜ゆで」でいただきました。
魚政ブラックを死ぬ程に堪能し、もう最高でした!舌が肥えてしまい他の蟹は食べられない体になってしまつまたかもしれません。
魚政の谷次社長も自ら、浜ゆでの様子や京丹後でタラバガニが取れる理由や美味しい蟹を見極めるコツなどをレクチャーしてくださりました。
そのうんちくについては木下斉さんのこちらの放送で解説されています。
社長の話を社長と同等かそれ以上に魅力的に伝えている木下さんのインプット力、アウトプット力は凄まじいです。
魚政さんの蟹の美味しさの秘密として浜ゆでの際に一匹ずつ塩分濃度を調節した海水に一瞬だけ漬けることで蟹の旨味を引き立て水臭さを取り除いているのですが、海水に漬ける前後の味の違いを実食させてくれるなど、ひと手間の違いを丁寧に伝えていただきました。
魚政ブラックはHPからも購入可能なので、年末年始用にぜひご注文ください。飛びます。
吉岡先生、楠社長、谷次社長の御三方ともに組織のトップとして最前線に立ち、自らホスピタリティ溢れる対応をされています。
その姿を見た社員の方々にもまた伝播し、同様な対応が染み付いており、組織として素晴らしい価値を提供することができるのだと体感しました。
素晴らしい価値を提供されている方々にとっては当然のことなのかと思います。
しかし、トップが当たり前にその姿を見せ続けることは決して簡単なことではないかと思います。
私自身がチームのリーダーとして相応しい振る舞いをメンバーに見せなければと気付かされました。
今日はここまでです。狂犬ツアーは内容が濃すぎたので、引き続き小出しに振り返っていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。