#247 その情報は本当?と疑えないのは怖いと思った話
こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。
兵庫県知事選挙で、斎藤元彦前知事が再選を果たして話題になっていますね。(今さらではありますが。。)
私自身は兵庫県知事選挙についてそこまで強い関心を持っていなかったのですが、たまたま祖母、母、叔父と一緒に開票結果を見ており、斎藤前知事が再選した際のそれぞれの意見の差にびっくりしました。
この選挙に関して、「マスメディアの偏向報道が批判されSNSが投票結果を大きく左右した」「団塊の世代優遇時代の終わりの始まり」など様々な指摘がありますが、私自身はこの選挙に関する知識が浅いため何かを主張したいわけではありません。
あくまでも、報道のされ方に対して疑問を持つかどうかによって意見に大きな差が生まれるということを体感したという話です。
祖母(90代)、母(60代)、叔父(60代)、私(30代)、いずれも兵庫県民ではありません。そのメンバーで兵庫県知事選挙の開票結果の報道、翌日の新聞一面の斎藤前知事の再選に関する記事について話をしていました。
祖母、母は職員の「職員の自殺、おねだり知事、パワハラ」などのマスメディアの報道による情報を元に「なんであんな人が再選するの?おかしな世の中ね。」という意見でした。
一方で叔父はマスメディアの報道が偏ったものであるとし、斎藤前知事の再選が妥当であるとしていました。私自身は叔父と同じスタンスです。
祖母と母、叔父と私の意見の違いは持っている情報ソースの違いによるものと理解しています。テレビの報道、新聞のみからインプットする祖母、ネットニュースは見るものの兵庫県民でないために自身でマスメディアとは異なるスタンスの情報に触れていなかった母が斎藤前知事にネガティブな印象をいただいているのは、仕方ないように思います。それ程に、マスメディアの情報が偏っていたと認識しています。
私自身も兵庫県民ではないためそこまで注目していなかったのですが、明らかに偏った報道に違和感を抱き、立花氏のYoutubeや公開討論会、職員のアンケートなど、マスメディアとは逆の主張の情報や候補者の生の声にざっと触れてみました。
その中でも、梅澤高明氏のVoicyが客観的事実を詳細にまとめて下さっており非常に参考になりました。
これらの情報を元に、斎藤前知事の再選が妥当であると考えています。
しかし、マスメディアの報道だけに触れていたのであれば、祖母や母と同じ意見となっていてもおかしくないと思います。大した情報収集をしていないため、あくまでも印象ですが、それ程に斎藤前知事に対するネガティブな情報しかなかったように思います。
今回の選挙とその結果を家族と一緒に見ることで、マスメディアによるプロパガンダの力は強い。いや、強かったのだなと感じました。
現在ではマスメディアの偏った報道に違和感を覚えた場合に、ネットによって別の立場の情報に触れることが可能です。自分自身の違和感を自分自身で調べて確かめられるために、違和感を持つことで適切な判断が出来る可能性が高まります。(当然、触れられる情報には限りがあり、人間は見たい情報しか目に入らないものではあります。)
一方で、特に違和感なくマスメディアの報道を信じてしまうことは非常に怖いことです。母は当事者ではないためにマスメディアの表面的な報道にしか触れていなかったということもありますが、「あんな人が当選するなんて、どうかしている」という強い嫌悪感を抱いており、そこまでの感情を植え付けるマスメディアの力を実感しました。
特に極端な情報に対して「それは本当か?プロパガンダではないか?」と疑い、自ら調べるということを怠らないようにしなければと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。