見出し画像

逢うは別れの始め

会社勤めをしていると、お世話になった人が退職されたりする。

それは自然なことでいつでも誰にでも起こりえる事。

ひとむかし、ふたむかし前、SNSが普及する前は、もう会うことはありませんねなどと挨拶したこともある。

今の職場の入社前からお世話になった方が退職された。

寄せ書きを書こうとしたところ

自然と会うは別れの始めという言葉が思い浮かんだ。

これには元ネタがあります。

寅さんが甥の満男のガールフレンドの泉ちゃんに別れ際に言うセリフである。
寅さんはおもしろいこと言うなぁとみていました。

泉ちゃん:
叔父ちゃまも行ちゃうの?

寅さん:  
叔父ちゃんはこれから商売だから

会うは別れの始めと言ってね
でも俺は旅人だから、1年中旅しているから
また、顔みにくるよ
俺が顔みにきてもしょうがねぇか。笑

第42作 男はつらいよ ぼくの叔父さん

私は2011年から2015年まで品川の職場で働いていました。

このとき働いていた人と現在の職場で偶然に会いました。

そういうミラクルみたいなことが起きるのだなぁと思いました。

逢うは別れの始め
人と人とが出会うことは、すでに別れのはじまりである。
出会うものは必ずいつか別れるもの。
なんて切ない。
人との繋がりは大切にしたいもの。
時間は有限。

こちらのことわざの歴史は古く、日本では鎌倉時代から言われていたみたいです。

それは遥か昔、中国の白居易さんという詩人の和夢遊春詩一百韻に登場してきます。

合うは離れるるの始め

和夢遊春詩一百韻

ことわざ辞典

それでは、また!



いいなと思ったら応援しよう!