見出し画像

「塾に行きたい」娘の事情|「OK」と即答できない親の事情(5:00am日記)

6月8日(木)
今朝はびっくりするくらいの早起き。早起きと言っていいのかどうかもわかりません。ただいま2:35am。

早起きになるのは、だいたいいつも「前日にものすごく気になることがあった」から。

昨日、娘に塾に行きたいと言われました。何度目かはわかりません。

なんで?と尋ねると「友達はみんな行ってるから。」そして「強制的に勉強ができるから。」

勉強しないと大学に行けない、だから勉強しなきゃ行けない、けど、自分で勉強する習慣をつけれない、だから塾に行きたい。

いつもの彼女の思考サイクルです。

小学校時代は出された宿題は必ずやっていました。中学校では小学校ほど宿題は毎日は出ないようで、あまり自宅学習をしている様子はありません。試験前になって慌ててしています。

進研ゼミはこどもチャレンジの時からのお付き合い。しかし小学校の後半くらいからはだんだんやらないようになってきました。1か月に一課題にも取り組んでいないこともあったので、やめてくれないか?と頼みましたが、それは嫌なんだそうです。

すぐに塾通いにOKを出さない理由が私にもあります。
①お金がかかる
我が家は共働きだけれども、いろんな事情があって住宅ローンが恐ろしく残っている。高齢出産だったため、今年50歳の私にはこの「中2の娘」と「小5の娘」がいる。「小5の娘」が19歳になったら私はもう60歳。
10年ほど前、郵便局に勤めていた友達から「大学に4年間通わせるとしたら、子供一人当たり1000万円はかかるぞ」と言われ、驚愕しました。1000万円✖️二人分。プラス自分たちの老後2000万円✖️二人分。気が遠くなる話。塾に通わせている方の家計ってどうしていらっしゃるのかな・・・。

②夜の負担が増える
旦那はお酒を飲む。だから、私が塾の送り迎えをしなきゃ行けない。バス通学させたらいいのかもしれないけれども、塾終わりが10時ともきく。その時間、今の私は夢の中。9時半には布団に入り、眠りについています。子供を放っておいて寝てしまってもいいのかもしれないけれど、まだ中2なのでそれも難しい。かといって、帰りを待っていたら寝る時間がどんどん遅くなり、自分だけのボーナスタイムになる「朝活時間」を持つことがでなくなる。私には非常に痛い。心身のバランスが保てなくなるかもなあ。

子供のことを思うなら、お金出してやりなよーと言う気もしますが、自分で勉強をやり尽くしたけれども「やっぱり難しい、もっと勉強がしたい」とでも言ってきたなら、重い腰を上げようかという気にもなりますが、まあ「強制的に勉強できるから」と言う理由では、私の課題とそれとを天秤にかけると弱い。

これは昨日、娘と二人で校外学習に必要なグッズを買った帰りの話。二人だからこそ、本人の不安な気持ちを打ち明けてくれたのでしょう。金持ちの家ならよかったのに、申し訳ない。
変な話、異次元の少子化対策っていうなら「子供一人あたり2000万円支給」とか「教育費は全て無償化」とかしてくれたらいいのに。教育格差はある。彼女は不安でいっぱいなようだ。「いい大学に行かないと就職できない、就職できないとお金がおもらえない。」という、あまりにも漠然とした不安ですが、しかしながら現実問題、大学は出ないとこの日本ではやってやっていけない部分も確かに多い。

でもまあ、大学に行くなら自宅勉強に役立つコンテンツや書籍も結構ある。それを活用してくれと彼女には紹介をしているが、やる気がないのかやれないのか・・・。


数年したら「あん時、ママが塾に行かせてくれなかったから、私の人生、こんなふうになってしまったんやろ!」と言われるかもなあ。なんともいえない夜を過ごし、夜中に近い2:55 amに、日記を綴っています。今朝の体調は65点。親はどこまで金を出す?親はどこまで自分のためにお金を残す?それを考えたら、残業代がでないこの仕事で、残業する意味をますます見出せない。だから今日も定時で退社しようと思う。

買い物に行ったイオンの駐車場がとても広い。だから、いつもより空が大きく見えて大好きなスポット。昨日は特に美しい夕焼けに出会えました。
でも私と娘の会話はこの雲のように流れて「一つの形を作る」に至らなかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?