「自分が“本当に求めているもの”は何か？」という話

どうも、コハラです！

今日は、『アニワル』を通して一つのテーマを掘り下げる記事になります。今回の「自分が“本当に求めるもの”は何か？」というテーマは、ぼくの考えを中心にお話しますが…
「“役立つ情報”というより“ぼくの経験談”なので、このお話が正しいかどうかは別問題」という“予防線”を、最初に張っておきます。（笑）

「好きな事をしているのに満たされない原因」

今回の「自分が“本当に求めるもの”は何か？」というテーマについて…
ぼくも、自分自身について“解像度”を上げて考えてみました。

それは…
今までなんとなく「好きだから」という理由で済ましていた…
「なぜ創作活動をするのか？」「何を満たしたくて絵を描いているのか？」
…という根本的な理由を、あらためて知る為です。

「絵を描く事が好きだから」「表現するのが楽しいから」
…という理由では少し雑で、「常に絵を描きたい欲求に溢れているか？」と聞かれたら、ぼくの答えは「NO」です。
「三度の飯より絵を描く事が好き」というほどではありませんし…
その時々で、絵を描く事より楽しい事もありますから。

なので…
さらに“解像度”を上げて突き詰めて考えてみた所、一つの“答え”を見つける事ができました。

それは…
「人の喜ぶ姿が好き！」「人を喜ばせたい！」
…というシンプルな“欲望”でした。

この“答え”に気づいた時に、合点がいく事がありました。
ぼくは過去に…
友達を集めてバーベキューやキャンプを企画したり、お祝いやパーティーなどを主催したり、同窓会や結婚式の二次会の幹事をしたりと…
思い返して、「よくあんな大変な事が出来たな…」と思う事があったからです。
元来、面倒くさがりで怠け者のぼくは、なるべくなら大変な事はしたくないのです。
そんな自分が、率先して大変な事（ぼくにとっては）を企画して催すなんて、自分で自分を不思議に思っていました。

その一つのエピソードとして…。
高校の同級生の結婚式の二次会では幹事として、会場での準備や催し物の企画や手配…
お祝いのプレゼントとして、当時の同級生や先生をモデルにした絵とデザインで、一からオリジナルのトランプを制作したり…
サプライズとして、母校に許可をとって借りて、教室の黒板にお祝いの絵を描き、同級生や後輩を呼んでビデオレターを撮影し…
かつてお世話になった先生全員の連絡先を調べ上げ、地方各地に撮影に行ってメッセージの撮影をし、曲をつけて編集をお願いしてMVのようなビデオレターにしたりと…
仕事の合間に、この膨大な作業をやれた事が、今思うと不思議だったからです。
「面倒くさがりのぼくが、よくそんな大変な事が出来たな…」と。

でも、“それが出来た”…というか、“自分から望んで行った”のは…
「人の喜ぶ姿が好き！」「人を喜ばせたい！」という“欲望”があったからだと気づきました。
当時のぼくは、漫画を描いていなかった（そもそも創作活動をしていなかった）ですし、SNSもやっていなかったので…
そうした「人を喜ばせたい！」という“欲望”を解消する方法が分からず、その時自分にできる事を精一杯していたのかなと。

それが今は…
「自分の作品で喜んでもらいたい！」という自分なりのやり方（創作）で、その“欲望”を満たせているのもあります。

また…
この結婚式の二次会は、ぼくにとって大切な友達同士の結婚でもあったので…
「喜んでもらいたい！」という想いが、一層強かったから出来たのかもしれません。
そりゃあ、嫌いな人よりも好きな人を喜ばせたいですからね。

こうして過去を振り返ってみても…
ぼくの行動理由は、「人の喜ぶ姿が好き！」「人を喜ばせたい！」という“欲望”だと分かりました。

たしかに…
今ぼくがやっている創作活動を、「お金を稼ぐ事」を一番の目的とするなら、ぼくは今のような生き方を選びません。
かける手間と時間のコストの点だけみても、あまりにも割が合わないのと…
それに、元来面倒くさがりで怠け者のぼくは、なるべくなら大変な事はしたくないですから。
「お金を稼ぐ事」を一番の目的とするなら、創作活動をせずに他の仕事を選択しています。

それなのに、なぜこうして創作活動をしているのかと言うと…
何度も言うように、「人の喜ぶ姿が好き！」「人を喜ばせたい！」という想いがあるからですね。
「人の為に」というと偽善的に聞こえてしまいますが…
「自分の欲望を満たす行為が、結果的に人の為になっている」という言い方が正しいのかもしれません。
要するに、“エゴ”ですね。

ぼくは、そうして人の喜ぶ姿が好きなのですが…
人が喜ぶ幸せなドッキリ映像や、「海外の反応」という外国の方が喜んでいるリアクション動画を観るのが好きですし…
喜んでいる方々のSNSの投稿を見るのが好きです。
わざわざ検索して、そればかり見る事もあるくらいなので…
ある意味“変態的”に人の喜ぶ姿が好きなのかもしれません。（笑）
人の喜ぶ姿を見ると、ぼくも幸せに感じるんですね。

そうした根源的な欲望があるからこそ…
今、こうして自分が出来る事で、それを満たしているのかもしれません。
ぼくが得意な「絵を描く事」と、「人を喜ばせたい！」という“欲望”のマッチ…
たまたま、「できる事」と「求めるもの」がリンクしていたのですが…
もし、他の特技があれば…
また別の方法で、人に喜んでもらえるような事をしたいと思います。

ぼくが描いている『アニワル』という作品は、「読者さんを元気にしたい！」という想いを込めて、“生きやすくなる考え方”や“前向きになれるメッセージ”を発信していますが…
それも今回の話に通じる事で、ぼくの欲望をストレートに体現できる作品でもあります。
その為…
『アニワル』を読んで、「元気になれた！」と読者さんに喜んでいただける事は、ぼくにとって最高に幸せなのです。

『オツカレちゃん』なら「癒された！」「可愛い！」とか、エッセイ漫画なら「分かる！」「ウケる！」とか…
描く作品ごとに読者さんに与える感情は違いますが…
ぼくが描く作品は全て、「読者さんを喜ばせたい！」に繋がっています！

その「読者さんを喜ばせたい！」という創作のモチベーションは…
今回、“解像度”を上げて考える事で、より明確にハッキリと捉える事ができました。
無理やり自分を鼓舞して創作のモチベーションを作っていたワケではなく…
ごく自然に湧き上がってきた、ぼくの根源的な“欲望”だったという事に。
これは、今後の創作活動の“信念”になりますし…
自分を見失った時の助けになる“指針”にもなります。

今、何をしても満たされない時は…
過去を振り返ってみて、「自分が何に喜びを感じでいたのか？」をリストアップして、そこから得られる“共通点”を見つければ…
きっと、自分が“本当に求めるもの”を知る事ができると思います！

ぼくも、他にもあるのかも知れないので…
定期的に、自分を見つめ直したいと思います！

最後に…。

今日3月11日は、東日本大震災から10年という日でもあります。（※記事を公開当時）
本来なら、被災者にとって“節目”などはなく、勝手に「10年」という区切りをつける事は失礼なのかもしれません。
それでも、“今”だからこそ響く事、伝えられる事もあると思うので…
ぼくも、最後に少しだけお話させてください。

震災や豪雨災害やコロナなど、大きな災害が起きる度に、自分の無力さを痛感します。
災害の時、エンタメは二の次三の次で…
ぼくは、医者でも自衛官でも政府の役人でもないので、直接の力になる事はできません。

エンタメなどは、「災害時に役立たない事は必要ない」と言われたり、自粛や後回しにされがちですが…
それでも、生きていく為には“心の燃料”が必要です。
体同様に、心も健康である事が大切です。
どんなに性能が良い車でも、燃料が無ければ走れないように…
どんなに能力や体力がある人でも、元気が無ければ何も出来ません。

元気は、“心の燃料”です。
辛い時だからこそ、エンタメの力で心に燃料補給をし、心の健康を支える事ができればと願っていますし…
ぼくはぼくなりに作家として、自分の生み出す漫画やキャラクターで元気を贈り続けていきます！
これからも辛い時、苦しい時があるかもしれませんが、一緒に乗り越えて生きましょう！

また…
そんなぼくを、いつも応援してくださるみなさんには感謝しかありません！
ぶっちゃけ…
「人の喜ぶ姿が好き！」「人を喜ばせたい！」という想いだけでは、創作活動はできません。
そこにはやはり、金銭的な問題を無視できませんから…。

なので…
単行本やLINEスタンプやグッズ…
「note」でのサポートや「PIXIV FANBOX」でのご支援していただける事は、マジでめちゃくちゃ活動の力になっています！
語彙力がないので、この感謝の気持ちを上手く文章で表現できないのですが…
感謝の気持ちでいっぱいです！
本当にありがとうございます！！

正直…
『アニワル』に関しては、いつまで描き続けられるかは分かりません。
新しい作品が生まれたら、そちらに時間を割く事になるかもしれないですし…
悲しいですが、色々な理由で他の創作活動に専念する場合もありますから。

ただ…
それでも、ぼくは「読者さんを元気にしたい！」という想いで漫画を描いていますので…
その創作スタイルは、これからも変わらず続けていきたいと思います！

みなさん…
これからも、応援よろしくお願いします！

※ぼくは基本的に、「PIXIV FANBOX」という自分のファンコミュニティでしか自分の想いや考えをお話しないので、この記事もFANBOX限定で公開するつもりでしたが…
ぼくが創作活動をする想いや考えなど、ぼくの事を知っていただく目的と…
『アニワル+（プラス）』という有料記事のお試しの目的で、今回「全体公開」にしました。