創作が楽しく上達できるコツ
みなさん創作は好きですか?私は好きです!!!
小説を書く
絵を描く
音楽を作る
アプリを作る
ゲームを作る
もっともっと様々「創作」はありますよね。
何かを作っていくのはとても楽しいです。
シンプルにどんどん何かが積みあがっていく楽しさ、少しづつ気づきを得て上達していく楽しさ、自分が思っている世界を作り上げていく楽しさ、などなど。人それぞれいろいろな楽しさがあると思います。
加えて現代は様々な受け口があります。
小説であれば「小説家になろう」、絵であれば「Pixiv」や「Twitter」などなど。公開して反響をもらうのはとてもうれしいです。
一生懸命つくったものが反響をもらえた瞬間、シンプルにもうとっても嬉しいですよね。
その反面、創作はとても孤独なものです。
例えば「絵を描く」といっても、1枚の絵を仕上げるのにも何時間とかかりますし、そもそも仕上げる前の練習も…。
小説も文章を書くのに1時間での上限が決まっています。
5万文字程度の少し読み応えのある文章を書こう!とおもっても、1時間2000文字書ける人でも単純計算で25時間書き続ける必要があります。書いているだけではなくて、構成やシナリオを考えたり、キャラクターを考えたり、世界観を考えたり、ファンタジーならアイテム名や技名とかも考える必要があるかもしれませんし、書いた文章は校正しないといけない…とても地道な作業です。
そんな楽しくても孤独な創作について、上達するコツのようなものを紹介しようと思います。
ダニング・クルーガー効果を利用する
ダニング・クルーガー効果とは、能力の低い人が「実際の評価と自己評価を正しく認識できずに、誤った認識で自身を過大評価してしまう」ことを言います。
何事も始めたとき、初心者であればあるほどは「あれ?自分って天才じゃない?」と思ってしまう心理現象ですね。
カラオケで「自分の歌うますぎでは…?」と思ったことがある人も多いかと思います。
100m走とかであれば具体的なタイムで日本記録などと比較できてしまうので冷静になる機会は多いと思いますが、数字で表すことができない創作ではこのダニング・クルーガー効果が生まれやすいです。
冷静に物事をとらえることも必要ですが、はじめたての頃はこのダニング・クルーガー効果を積極的に利用しましょう。
どんどん調子に乗ってしまいましょう。何事も調子に乗っているときのほうがのめりこみやすいですし、熱中もしやすいです。
「あれ…もしかしたら才能ないのかも…」と少し凹みながらやるより、「あれ?自分才能あるのでは!?」と勘違いでも思いながらやったほうが楽しいですし上達も早いと思います。
初めのこの調子に乗った無敵モードで一気に成長してしまいましょう。
しかしこの無敵モードも続けていると切れて行ってしまいます。だんだんと自分が成長して目や知識が養われてきて「あれ…?世の中にすごい人たくさんいすぎでは…?」となり、徐々に目が覚めて行ってしまうんですね。
でもせっかく生まれた無敵モード、少しでも長持ちさせて気分良く成長していきたいですよね。
そこでまたコツがあります。
無敵モードを長続きさせるコツは「ネコ」
ダニング・クルーガー効果を長続きさせるコツがあります。
「たくさんの人に見られる(インプレッションを稼ぐ)」「たくさんいいねをもらう」です。
たいていのSNSや創作を公開するサービスだと「何回見られたか」を調べる機能や「いいね」機能に該当するものがあるかと思います。
インプレッションやいいねをもらうことが第一目的になってしまうのでは?
それは創作とちゃんと向き合っているといえないのでは?
こうった意見はあると思いますがいったん置いておきましょう。
作ったものはたくさんの人に見てもらえたらうれしいと思う人が多いかと思います。一生懸命作ったものがたくさん「いいね」されたら自信にもなりますし、「また次も頑張ろう」と背中を押してくれるのも事実です。孤独な創作の後押しにもなります。
ただやみくもに創作物をアウトプットしていくのではなく、「なぜこの創作物を見てくれるのか」。少しそういったことにも意識を広げていくのが良いです。
例えばオリジナル曲を作ってアップしたいとします。作詞、作曲、編曲、歌も全部自分。すごいですね。米津玄師さんみたいですね。
圧倒的な魅力があれば別ですが、創作活動をはじめたての人ではなかなか難しいでしょう。曲を淡々とアップしていてもなかなか再生数は増えないと思います
そもそも魅力があったとしても知られないと、検索されないと、見つけてもらわないとどうしようもありません。
そこで「ネコ」が登場します。意識的に「ネコ」を使いましょう。
「ネコとジャーナリズム」という話があります。
https://logmi.jp/business/articles/71300
どれだけ一生懸命取材したニュースよりもネコの画像のほうが見られてしまう。
そんな話です。この「ネコ」とは「人気のあるコンテンツ」ですね。
先ほどの曲で「ネコ(=人気のあるコンテンツ)」を活用するとこのような方法があるかもしれません。
人気のジャンルに乗る
音楽に限らずまず考えるべき「ネコ」かと思います。人気曲の「歌ってみた」を投稿する
「その曲が好きな人」が検索してたまたま流してくれるかもしれませんボーカルを初音ミクにする
初音ミクは今や世界で人気のシンガーです。超人気シンガーに歌ってもらえるの、すごい事ですよね。人気曲のパロディを作る
本家のファンが興味を持ってくれるかもしれません。ゴールデンボンバー・鬼龍院翔のパロディ曲(イミテイション・ゴールド 金爆の名曲二番搾り)のイメージです。最近だとこれすごいなーと思って聞いていました。
https://www.youtube.com/watch?v=Mus7yQOAy8M
あまりやりすぎると本家の方に顰蹙を買ってしまうかもしれませんが、聴いてもらうという点では効果的かと思います。音楽に関係ない人気に相乗りする
人気の漫画、アニメのファンアート的な曲を作成する。その漫画のファンの方と解釈が一致したらほかの曲も聞いてくれるかもしれません。サムネイルで釣る
あまり露骨にやってしまうと長続きはしないと思いますが、男性ボーカルで全然関係ないのにかわいらしい女性がジャケット(逆もしかり)たまに見ますよね。
ほかにもいろいろあると思いますが、このようにするとみてくれる機会が増えるでしょう。
検索の母数が増えるので、見てもらうチャンスが増えます。
「NK-POP(北朝鮮で作曲作詞されたPOP歌謡曲)」よりも日本であれば「J-POP」のほうが聞いてもらえる機会が増えそうですし、「より子。のそれでいいのですか?」を歌うより「紅白選出曲」をうたったほうが聞いてもらう機会は増えるでしょう。
ここでポイントが「ネコ(人気のあるコンテンツ)」と「ジャーナリズム(自分が伝えたいこと)」のバランスです。創作をする人は何か作りたいものがあるはずなので全部をネコに媚びる必要はありません。
人気のあるコンテンツの中で自分の色を出していく。
「人気のある曲の歌ってみた」ではあるけど、自分の好きなアレンジを入れていくなどがそうかと思います。人気のあるコンテンツは「人を集めるため」と割り切って、見られやすい環境を作って、徐々にオリジナルを混ぜていく。
これもよくとられる手法かと思います。例えばイラストだと人気のあるコンテンツのイラストを描いていいねやフォロワーを増やしていき、はじめは10枚全部人気のあるコンテンツを書いていたものの中に2枚とか3枚とか本当に書きたいものを混ぜていく。
こういったことを続けていくと無策で作りたいものを作り続けるよりもみられる数が増えたり、いいねがもらえたりすると思います。
本当に作りたいものだけコツコツ訓練を続けていく!
ということができる人であればそれでいいのですが、多くの人はそうではありません。
構図も何度も書き直して、50時間くらいかけて一生懸命描いたのに3いいねしかもらえない。
一生懸命作詞もして、アレンジもし直して、ドラムも打ち直して曲を作ったのにYouTubeに上げても10回くらいしか再生されない。
半年間一生懸命書き溜めて30万文字くらい書いた小説、100人にしか見てもらえなかった…
1回、2回ならまだしも、こういったことが続くと、いくら好きでも心が折れてしまうかもしれません(私は無理です)。
理由はどうあれたくさんの人に見てもらって、いいねがもらえるとうれしいものです。いきなりイラストを描いて100いいねとか、何か間違って500いいね、1000いいねなんてもらったら無敵モードが延長されるでしょう。
それにそもそも見てもらわないと始まりません。
「ネコ(人気のあるコンテンツ)」を自覚的に利用して、見られる数やいいねを伸ばして無敵モードを利用していきましょう。
無敵モードの先に
始めたてはダニング・クルーガー効果を利用して無敵モードになり、「ネコ」を使って無敵モードを延長や再突入について書いてきました。
しかしこの無敵モードもすぐに切れてしまいます。もって1年くらいかと思います。
特に現代だとインターネットですぐに世の中のすごい人の情報が飛び込んできてしまいます。昔であれば「クラスで一番絵が上手」で井の中の蛙として無敵モードが発動していたかもしれませんが、今だとTwitterで同世代の化け物じみた才能が目に入ってきてしまいます。
それでも、やっぱり無敵モードは大切だとおもいますので、何かを始めるときには積極的に意識的に取り入れるとよいかと思います。