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今新品のノートパソコンを購入しようとしている人は時期が悪い

この記事は2024/5/21に記載しています。公開されるときには状況が変わっているかもしれません。

今日はラフな記事です。
そろそろボーナスの時期ですね!
そんなボーナスをもらって、「よし、最近生成AIといった技術もよく噂にも聞くし、ノートPCを買い替えよう!」と思っている方も居るかと思います。
ただ、もしあと半年待てるのであれば待った方が良いかと思います。そんな記事です。

2024年5月21日にMicrosoftがノートPCの新しいカテゴリとして、「Copilot+ PC」というものを発表しました。

新しいWindows PCに搭載。「AIでこんな便利になるんだ」って機能まとめ

このnoteが公開される頃にはもう少し世間では話題になっていると思います。

何が違うの?

「今までもChatGPTなど生成AIはあるけど、何が違うの?」そういった方も居ると思います。
ChatGPTなど、今流行しているAIはサービスとして、サーバー側で処理をするサービスとなっています。

雑な図

つまり、ChatGPTを利用するためにはインターネットが必要ですし、ChatGPTの頭脳にデータを送信する必要があります。
そのため、インターネット接続がない場所では利用することが出来ませんし、送信する情報にも注意が必要です。
昨今情報漏洩といった話については枚挙にいとまがありません。そのため、質問できる内容については制限がありました。

今回発表された「Copilot+ PC」は自分のPC内でAIの処理を完結させてしまおうというものになります。

そのため、PCを盗まれたり、ウイルスに感染するといった特別なことがない限り、情報漏洩されるリスクは下がります。
また、ローカルに保持するため、AIが対応できる幅が広がり、「あなた専用のAI」に近づくと思います。例えば「●●のサイトのパスワードってなんだっけ?」という質問にも答えてくれたりしますよね。今もブラウザ上で保存はできますが、それ以上のことが出来ます。
詳しくは以下サイトを見てください。

また、この記事が公開される頃にはまた新規機能が発表されているかもしれません。
「Copilot+ PC」などで検索するといろいろ出てくると思います。

今対応しているPCはないの?

新型Surface Pro(第11世代)

5/21の機能発表に合わせて新型Surface Pro(第11世代)などが発表されました。
しかし、これについては注意が必要です。CPU(SoC)という頭脳の部分が、QualcommのチップSnapdragon X EliteまたはSnapdragon X Plusとなっています。
PCのCPUとしてはIntelやAMDが今までメジャーでしたが、スマホ用のSnapdragonがPCにも組み込まれた形になります。

結論としては、(現時点では)Snapdragon X Eliteだと動かないアプリケーションがあります。
IntelのCPUとSnapdragonはアーキテクチャが異なります。Intelは x86-64、SnapdragonはARMとなります。

例えば絵を書く人にとっては有名なCLIP STUSIO PAINT(クリスタ)の稼働要件を確認してみましょう。

※ARM版 Windows には対応しておりません。
と明記されています。

今後対応されるかもしれないですが、少なくとも今の新型Surface Pro(第11世代)(Snapdragon X版)を購入してもクリスタは動きません。
こういったことを理解して購入する必要があります。

ではIntelやAMDのノートPCはないの?

今メジャーなのはIntel、AMD製CPUです。このCPUのノートPCを購入しておけばまず問題なくどのアプリも動きます。
ただし、5/21時点では、「Copilot+ PC」が動くノートPCはありません。
例えば2023年の年末に登場した「Core™ Ultra」というIntelのCPUがあります。これもAI性能を謳っていますが、少なくとも5/21に発表された「Copilot+ PC」を利用するための性能(「強力なNPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)」を搭載している点だ。Copilot+ PCであれば、40TOPS(1秒当たり45兆回のオペレーション)以上の実行性能)はありません。

この要求を満たすチップがIntelのLunar Lakeチップと言われています。このLunar Lakeは市場には登場していません。
現時点の情報は以下になります。

Intelは、このSoCのOEMへの出荷を今年の第3四半期に開始する予定としている。つまり、完成したノート パソコンが小売店の店頭に並ぶのは第4四半期になると言う事だ。一方、Arrow Lakeはデスクトップ用とモバイル用(より高性能なチップとして)の両方があり、第4四半期にIntelから出荷される予定だ。Intelの計画の詳細は、Comptexにて明らかになるだろう。

https://xenospectrum.com/partial-specifications-of-lunar-lake-intels-first-next-generation-cpu-for-copilot-pcs/

またIntelと同じように有名なAMDもZen5アーキテクチャなど、もうそろそろ高性能CPU(SoC)を発表しそうです。
それを待ってからでもよいのかなと、個人的には思います。

まとめ

なるべくすぐに「Copilot+ PC」を使いたい人

Snapdragon X Eliteが搭載されているPCを購入しましょう。DELLなど、Surface以外のブランドでもすでに販売開始されていることを確認しました。

ただし、これはArmアーキテクチャなので、動作しないアプリケーションがあることは注意が必要です。

「Copilot+ PC」とかに興味ない人

特に今買っても半年後に購入しても変わりはないでしょう。

安定して「Copilot+ PC」を使いたい人

IntelやAMDというメーカーが作成したチップを搭載したノートPCの販売を待ちましょう。
今のところ第四四半期後半なので、だいぶ先にはなりますね。

富豪

いつ買ってもいいと思います。
今新型Surface Pro(第11世代)を購入して、IntelやAMDというメーカーが作成したチップを搭載したノートPCが登場したタイミングでまた購入しましょう。
余っているPCがあれば私が無料で引き取ります!

今日はそんな話でした。
どんどんと便利になりそうなので、私は今のうちからお金をためておこうと思います!


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