
専門家に対して自分の意見を言う自己肯定感の高い人たち
「世の中の感覚と自分自身の感覚が異なっている」
こういった事は日常的に起きることかと思います。
例えば漢字の読み方といった些細なことから、経済の考え方など複雑なこと、いたるところで起きることでしょう。
こういったときに「自分が正しい」とする人がSNSにはたくさんいます。その相手がプロであっても。
単に無知ゆえに来る全能感だと思うのですが、時々うらやましくなることがあります。
勉強や社会を知っていくと、自分の知らないことがたくさんあるという事に気づきます。
理解したと思っていたけれど、その理解は氷山の一角であり、「あぁ、まだ自分全然何も知らないじゃん」という経験を経て、「○○は△△だ」と言い切ることが難しくなってきます。
過去の賢者も「無知の知」と言っていますね。本当にその通りだと思います。
断言する場合、本当にその世界の第一人者、断言した方が利益が出る人によるポジショントーク、もありますが、多くの場合は単なる無知によるものでしょう。
今や調べる方法はたくさんあります。
Kindle Unlimitedに入会すれば定額で書籍が読み放題、あたらしい知識について調べ放題です。図書館もあります。何よりSNSに書き込んでいる目の前のスマホ=超高性能なコンピュータも1人1台持っています。
ただ、調べるためには「自分が無知である」という事を自覚する必要があります。
やっぱりいつの時代も「無知の知」を自覚することが知性なのかな、と思ったりする今日この頃です。