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悪気はないのに迷惑をかける善人

悪気はないのに迷惑をかける善人

この方は善意で言ったのだと思います。
きっと発火したモバイルバッテリーに水をかけても消化されない動画でも見たのだと思います。
ただ、残念ながら誤った知識です。悪意なく、善意で嘘をまき散らしています。

私個人としては、この行為は悪い事だと思っています。

人に対して何かを教えたり、意見をしたりすることにはある種の「責任」が伴うと思っています。

SNSでは誰でも気軽に発信できるようになりました。
正の側面もたくさんあると思いますが、こういった「善意の悪」というのもたくさん散見されるようになりました。

このような行為が生じる背景には、情報の氾濫とその取捨選択の難しさがあります。
インターネット上には無数の情報が飛び交い、誰もが簡単に情報を得られる時代です。しかし、その情報の信頼性や正確性を判断することは一筋縄ではいきません。結果として、善意で行動している人々が、誤った情報を基にしたアドバイスを広めてしまうことがあります。

また、こうした状況はSNSの拡散力によってさらに増幅されます。ひとたび情報がシェアされると、それが真実かどうかを確認せずに信じ込んでしまう人々が増え、その誤情報が広まっていきます。これにより、善意の行動がかえって混乱や迷惑を生むことがあるのです。

私たちが情報を発信する際には、その情報の信頼性を確認し、自分の発言が他者にどのような影響を与えるかを常に考える必要があります。情報の取捨選択に慎重になることで、善意が誤解や迷惑を引き起こすことを防ぐことができる、こういったインターネットのリテラシーも求められるのだと思います。

情報を受け取る側としても、常に批判的思考を持ち、情報の真偽を見極める姿勢が求められます。安易に情報を信じ込むのではなく、複数の情報源を確認し、自分自身で調べることが重要です。
特に、専門的な知識が必要とされる分野では、専門家の意見を参考にすることが賢明です(なぜかSNSの世界では専門家よりもインフルエンサーの意見の方が重宝される傾向にありますが、これもおかしな話です)

正義や悪といった価値観は個人によって異なりますが、それでも正確かそうでないかという観点ではある程度判断がつくのではないかと思います。
私たち一人一人が情報の発信者であり、受信者でもある時代において、正確な情報の伝達と受信を心掛けることが、社会全体の健全な情報流通に寄与するのかなと思います。

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