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『いい子』を諦める心、大事。
・・・ちょっと、話していいですか?
人によったら小さなことなんだけど、私にとっては大きな我慢だった話を。していいですか?
ずっとずっと、身内周りのグループラインに参加していたんですよ。
いや、参加っていうと発言しているみたいになるね。
入れられていた、と言った方があっているかもしれない。
叔母二人と、母親。この3姉妹に加えて、ばあちゃん。彼女たちの母親ね。
・・・そこに、私。
そんな5人のグループラインがあるんです。
これが・・・ずっと、地味にストレスで。
叔母が写真大好きだから、いろんな写真あげて、それに対して会話が始まるんですよ。
気づいたら30件くらい通知が溜まってたりして。(うるさいので音は切ってる)
で、夜に一括で確認する。みたいな日々を、もう何年も送っていたのだけど。
一昨日ね。抜けたんですよ。そのグループLINEを。
もう、いいかなって。
いきなり抜けたら『〇〇さんが退出しました』みたいなのが 表示されるじゃないですか。たぶん。
だから一声かけとくべきかな〜とか、色々考えたんですよ。
『私ずっと会話に参加してないから抜けるね〜』くらい 言ってからの方がいいかな。
無言で抜けたら『え、どうしたの!?』って個人LINE来るかな〜とか。
ずっとモヤモヤしてた。
で、そんなモヤモヤしているうちに、何もかも面倒になってしまって笑
『もう、いいか。スッと抜けたら。』
と思い、何も言わずに抜けました。
ずっとずっと、何にモヤモヤしていたかといえば結局、
『自分が感じの悪いやつだと思われたくない』っていうことだけだったんですよね。
いいか、もう。感じ悪いな〜と思われても。
そういう『いい子を諦める気持ち』を持って、抜けました。
そしたら、誰も、何も言ってこない。
思われてるかもしれないけど、それは私の憶測。
事実は、私がずっと『しんどいなぁ』と内心思っていたグループLINEを抜けれた。それだけ。
なんだ、こんなことでよかったのか。
グループLINEを抜けるための退出ボタンを押すだけ。それだけだったのか。
なんか、すっごく、あっけなかった。
長年悩んでいたことが、一瞬で終わってしまった。
そしてすごくすごく、気持ちがラクになった。
LINEをあけるたびに、『あぁ。また確認しなきゃ・・・』と思わなくていい。
たまに母の発言が目に入って『あぁ。また病んでるな・・・』と気を揉まなくてもいい。
大袈裟かもしれないけれど、別の世界線に来たかのような、心の晴れやかさを感じた。
LINEを確認するだけ。みんなの状況を、ざっと理解するだけ。
ただそれだけのこと。人によったら、『何がそんなに嫌なの?』とも思われるかもしれないような小さなこと。
でも。私にとってはすごくすごく、大きな我慢だったようです。
気持ちがラク。本当にラク。
そうか、こういういつの間にか当たり前になって、マヒしているストレスを手放せば、こんなに息がしやすくなるのか。
手放すには、諦めの心が、私にとっては必要みたい。
いい子じゃないんだよ、私は。
もう、優等生じゃないんだよ、私は。
そんなふうに、遅れてきた反抗期のような態度でいても、いいのかもしれない。
ツッパって生きていこうよ。そうしようよ。
そんなどこか晴れやかな気持ちで、今日という朝を迎えたのでした。
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