大切な人を大切にする

「アナタの人生において、1番大事にしていることはなんですか？」


魅力的だと感じる人には、よくこの質問をしています。
この質問から、その人の生き方や今までの人生、頭の中の一部を垣間見ることができると感じるんです。

・人生を楽しむことが何より1番
・自分の利益のために人へ害を与えないこと
・家族を大事にしたい
・人生の中の選択肢を増やしていくこと

過去聞いた中でも様々な返答を聞くことができて、その人の人生が少し見えるようで嬉しくなるし、その魅力的な人の素敵な部分を、自分も真似することができる…
なんとお得な！



私が1番大事にしていることは、
「大切な人を大切にすること」


「大切な人を大切にする」
この言葉に出会ったのは、2017年。
Back Pack Wedding のお二人
(松永真樹さん・ゆっきーさん)の講演会に行った時に、教えていただいたお言葉です。

当たり前に大事なことなのだけれど、この当たり前を率直に行動に移すことができている人ってなかなかいない。
松永真樹さんは、それを完全に体現している人でした。



この講演会に行ったのは、心がボロボロだった時期。

大学で所属していた陸上競技部では、全国の舞台で走れるチャンスがあったのに怪我で走れなくなったり、当時付き合っていた大好きな彼氏と別れたりと、なんだかうまくいかないことばかりで、闇雲に足掻いていました。

何事もないような顔を作って学校に行き、
先生の話はあたかも理解しているようにそのままの文字でノートに写し、
あなたの話を聞いてますよっていうニコニコ顔を作ってテキトーな相槌を打ちながら友人と喋る。

普通の生活を送っている風に見せることに精一杯で、自分のことにいっぱいいっぱいで。

自分がどう見られるかなんてことばかり気にしていました。



そんな中、松永真樹さんのモットーである
「大切な人を大切にする」エピソードをお聞きしました。

頭のてっぺんから爪の先までビンビンに痺れた。

奥様であるゆっきーさんへの、どんな型にもはまらない愛と感謝の伝え方。

出会って何日、付き合って何日、結婚して何日…と、幾度となく自ら記念日を作り、喜ぶことを常に考えてサプライズを重ね、相手のためにワクワクした毎日を作り続けていて。

ゆっきーさんが息子さんを出産した際も、帰ってきたお二人を思いっきり迎えようと、ご自宅が記念館になったのではないかというくらいの多くの写真と装飾品が所狭しと並ぶ。
真樹さんからのサプライズ。
ゆっきーさんへの労いと感謝、誕生への心からのお祝いで溢れていました。

もちろん、そんな特別な記念日だけではなく、日頃から気持ちを言葉にして伝えること、行動に示すこと、相手のことを大切に思う気持ちが伝わってきて、人と人の間にあるべき繋がり、唯一無二の温かい心を感じました。



それに対して、私は。
今まで何をしてきたんだろう。

思い返してみたら、私は自分のことばかりだったなと。

楽しい時は同じように楽しんでいる周りの人たちと勝手に喜んで。

そのくせ、辛い時は自分の殻に閉じこもって、周りの優しい人たちが差し伸べてくれた手にも気付かないから、感謝すらできない。
こんなにキツイのは自分だけなのだと、どんどん自分の世界に入り込んでしまっていました。

そんな弱い自分でもここまで来られたのは、助けてくれて支えてくれて、一緒に歩んできた人たちがいてくれたからなのに。

その大切な人たちが辛い時に、私は気づくことができていたのだろうか…
楽しい時に、一緒に喜ぶことができていたのだろうか…


今まで都合よく生きてきたな。
1人で生きてきた訳じゃないのに。

自分のことを大切にしてくれる大切な人くらい、大切にしなきゃ！

そんな、当たり前で1番大事なことに、気付かせてくれた時間でした。



ここ最近では、さらに思うことがあります。

行動は自分から起こさなきゃ！
ということ。

大切にすることを意識しすぎて、相手に合わせることばっかりになりがち。

"いいよ"と意見を合わせるだけじゃなくて、相手のためを思った行動を自分から取ること。

相手＞自分
の思考ではなく、
相手←自分
の行動。


そのためには相手のことを深く知る必要がある。それには質問をしたり、行動を共にしてみたり、自分からアクションを起こすことがやっぱり大事なんだな…

自発的に行動することが、今の目標。

ありがたいことに、家族に友達に本当に素敵な心を持った人たちばかりに恵まれていて、私のことを大切にしてくれる人たちもいっぱいいて。

おかげさまで人生が彩り豊かになっているなって感じる日々です。

自分の力不足で、まだまだ何もできていないけれど、今までの恩返しが少しずつできたらいいな。

大切な人を大切にする、具体的な行動をもっと増やしていこう。

これからも、精進します！