知的発達に影響を与える感覚の特徴とは?
近年、自閉症児には感覚の困難を持っているケースが多いことが知られてきました。
元々1943年にレオ・カナー医師が報告した時から感覚の課題は報告されてきました。(Kanner, L, 1943)
そして、本格的に注目されたのは2013年にアメリカ精神医学会の診断基準であるDSM-5のASD診断基準に、「感覚入力に対する敏感性あるいは 鈍感性,あるいは感覚に関する環境に対する 普通以上の関心 」という文が掲載されてからと言われています。
例えば、Bromley氏の研究ではASD児の、
▶︎70%触覚過敏
▶︎54%に聴覚過敏
▶︎39%に嗅覚過敏
▶︎38%に味覚過敏
▶︎47%に痛覚鈍麻
があることが報告されています。
(Bromley, Hare, Davison & Emerson, 2004)
その中でも、近年は感覚の中でも、知的発達に大きな影響を与える感覚についても注目が集まっています。
今回は、知的発達に影響を与えると考えられる感覚とその支援について紹介していきます(^ ^)
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