配慮を受ける子を見て、周囲の子が「ずるい!」と感じない環境設定の基礎基本!
発達障害などの困難がある子には、必要に応じた合理的配慮が障害者差別解消法で定められています。
例えば、学力がバラバラな学級において一律の宿題には、ついていけない子がよく出ます。そのような子には量を減らしたり、問題の変更などの配慮ができます。
苦しむ子が減るので良い傾向に感じますが、一方で、
「一人だけ特別扱いはできません!」
と言われて先生に配慮を断られるケースが存在します。
先生の言い分は、
配慮をすると他の子が「ずるい!」「俺もそっちがいい!」と文句を言う
教師は子どもたちを納得させられないと「差別教師!」とレッテルを貼られる
子どもから信頼を失う
というものです。
そのため、「子どもたちをまとめる自信がない先生は、特別扱いを許せない現象」が起こります。しかし、それは法律違反ですし、一律のルールで苦しんでいる子を見捨てることになります。
そこで、今回は、配慮を受ける子を見て、周囲の子が「ずるい!」と感じない環境設定の基本について、紹介していきたいと思います。
(続きはマガジンに登録するか、別サービス「こはスク」にご登録することで閲覧可能になります)
ここから先は
1,796字
/
4画像
このマガジンでは、月に20本の投稿を行います。また、根拠ある発信を心がけていますので、記事で紹介されている引用論文や参考ページも全て掲載しています。エビデンスベースの教育・支援を目指す方はぜひご登録ください!
発達支援の研究と実践をつなぐ部屋
¥2,000 / 月
初月無料
このマガジンでは、エビデンスベースの支援実践、最新の論文情報、アセスメントの解釈、現場の先生・職員からいただくお悩みなど、発達支援に関わる…