プライベートでの注意力
筆者は、生活全般における注意力が著しく低い。
仕事では、自分の特性を自覚しているため、かなり注意を払っている。
独自のタスク管理表やチェックリストを駆使して、何とかうっかりミスや作業漏れを防いでいる。
自分のミスを防ぐために、膨大なコストをかけていると言っても過言ではない。
一方で、私生活になると一気に素の自分が現れる。
子供2人の上履きを、あべこべにそれぞれの上履き袋に入れてしまう。
朝食のホットサンドイッチを作る際、下のパンに具を乗せただけで満足してしまい、上のパンを乗せ忘れたまま焼き始める。(焼きあがってひっくり返した後に焦げ臭さで気づく)
どちらも、この1週間で実際に起きた出来事だ。こうした失敗をするたびに、自分が情けなく思えてくる。
しかしもう半ば諦めていて、またやってしまったか…と、どこか冷静に自分を眺めるような気持ちでいる。
これらは常識的に考えれば、作業時にきちんと確認することで防げるはずだ。
自然とそうした確認ができる人にとっては、理解しがたい行動かもしれない。実際、妻からもそのような目で見られる。
しかし、頭ではわかっていても、それがなかなか実行できないのが現実だ。
仕事中は「戦闘モード」で頭をフル回転させ、ミスを減らそうと意識している。その反動もあるのか、プライベートでは気を抜いてしまう。
改善はもう諦めている。家族には申し訳ないと思いつつも、プライベートでの失敗までを気にし続けると、とてもメンタルが持たない。