見出し画像

メンタルを強くする!なんて思わなくていい

メンタルを強くする!なんて思わなくていい。

人間、そんなに簡単に思考パターンは変わらない。むしろ自分のメンタルの弱さを認めた上で、その弱さとどう向き合っていくかを徹底的に考えることが大事だ。
その過程で少しずつ、自分が陥りやすい泥沼から抜け出す方法や、コントロールするためのコツを見つけられるようになる。

「図太い神経」とか「鈍感力」なんて言葉もあるが、そんな言葉に惑わされる必要もない。
もし他人の気持ちをきちんと想像できる人であれば、例えば自分の失敗に対して落ち込むのはむしろ自然なことだ。自分の行動が他人の期待を裏切ったり、迷惑をかけたりすれば、ショックを受ける。それはごく普通のことで、そうした感情を持たないことが「強さ」として称賛されるなんて、おかしな話である。

本当に大切なのは、自分や他人の痛みを想像して、気持ちに寄り添えることだ。
自分が何かを失敗したり他人を傷つけたりしたときに、その影響に対して無関心でいることが「強さ」ではない。それよりも、自分の感情を素直に受け入れ、その上でどう立ち直るか、どう前進するかを考えるほうが、よっぽど価値のあることだ。

だからこそ、感受性が豊かな人や他人の気持ちに敏感な人は、それを持ち味として、大事にしながら生きていったほうがいい。
人の痛みを想像できること、それは決して恥じるべきことではなく、むしろ人間としての大きな強みだ。感受性を持っているからこそ、他人と深い関係を築けたり、他者に共感できたりする。

無理にメンタルを「強く」しようとするのではなく、自分自身の感情をありのまま受け入れ、その弱さを含めた自分を尊重する。そうすることで、自分のメンタルをある程度コントロールできるようになる。
自分の感情を無視せず、その特徴を理解して生きていくことこそが生きるうえで大事なことだと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?