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諦める自分像② 大声でグイグイいく

メンタルの平穏を維持するうえで「諦める自分像」というものを定めている。

それは、自分はこういう人にはなれないし、無理して目指さなくていいと自分で認める在り方だ。
この考え方を取り入れることで、無駄な努力をせずに自分らしさを守ることができる。

2つ目は、こちら。

②大声でグイグイいく


声のデカさって、結構インパクトを与える。
武器、いや、ときには凶器になるのかもしれない。

これで威圧して、人を動かすタイプの人がいる。
デカイ声とともに周囲に影響力を振りかざしながら、割と楽観的な態度で人を牽引する感じ。
自分の感覚では、40代後半より上の世代にこのタイプでのし上がってきたと思われる人が多い。
逆にそれより下の世代では、このタイプは少ない印象を持つ。

組織において立場が上がってくるとこういう雰囲気になるのか、それとも最初からこのようなタイプだった人が上の立場にあがりやすいのか、真相はわからない。

ただ、自分はこのタイプは無理だ。
正直言って真似出来ない。
ここからは完全に筆者の私見だが、この空気感には、十分な「オッサン感」だ備わっていないとその真価が発揮されない。
中年固有の適度な肉付き。そして、声の質。
そういったものを備えた人物がやるからこそ、いい塩梅で機能する。

良いのか悪いのかわからないが、筆者は体の線が細く、こういう空気感はいくら頑張っても作り出すことができないと思っている。
だから、もっとこう、冷静な感じが自分に合っている。

ただ、大人しいとは違う。
もっと淡々とした空気を持ちつつ、相手の立場にはきちんと寄り添うというか。それでいて言うべきことはビジっと言う、そんな感じを理想にしている。

声がデカい人って繊細さがあまりなくて、大雑把に「細かいこと気にするな!黙って俺についてこい!」的な空気を醸し出すから、緊急対応が必要な時とかチームの雰囲気が低下してる時等、ここ一番のときにその存在に救われる場面も多くある。

ただこれは、その空気を醸し出せる人じゃないと無理。自分にはできない。
自分は繊細。それを持ち味にしていい。

こういう役割は、こういう行動が自然に振舞える人に任せていけばよくて、自分は自分の特性合わせた態度、空気感で働いていけばいいと思う。

立場が上がったときにこういう雰囲気を無理して出そうとする人がいるならば、それは間違いだ。
そもそも現代社会には多様なリーダーシップの形が存在する。声が大きく周囲を引っ張る力強さは一つに過ぎない。
静かでも相手の心に響く言葉を選び、共感と信頼を基盤にする。それも立派なリーダーシップの形だ。
的確な言葉や冷静な行動によって周囲を動かすことだってできる。

とにかく、無理はしない。
組織の中では「役割を演じる」ことも多々必要になるが、性格を変えるようなことまではしなくていいと思っている。
そんなことをやったところで、無理している空気感はすぐに周囲にバレるし、長続きしないから。


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