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諦める自分像④ 細かい資料作成が得意
メンタルの平穏を維持するうえで、「諦める自分像」というものを定めている。
それは、自分はこういう人にはなれないし、無理して目指さなくていいと自分で認める在り方だ。
この考え方を取り入れることで、無駄な努力をせずに自分らしさを守ることができる。
4つ目は、こちら。
④細かい資料作成が得意
筆者の現在の仕事では、パワーポイントで資料を作成する機会が非常に多い。
資料は個性が出る。
センスの良いデザインで見やすい資料を作る人もいれば、自分が表現したい内容を的確に図示し、スライドに落とし込む人もいる。
逆に、図を使っているのに表現したいことがうまく伝わってこない資料、これはさすがにセンスがないだろう…と感じるような資料も存在する。
例えばコンサルから転職してきた人の資料作成なんかはやっぱり上手い。
文字・図のバランスが良かったり、伝えたいことが見事に表現されている。
量で勝負してくる人もいる。
新規システムの発注時の提案書なんか、本当にボリュームが凄くて、こんな資料をよく短期間で仕上げるなと関心してしまう。
ひと頃、そういう資料を作る人に憧れて、資料のデザイン、構成などを必死に勉強したことがあった。
ただ、これも途中で諦めた。
自分にあまりセンスがないというのもあるし、パワポの資料構成を上手く作ることと仕事のパフォーマンスはそれほどリンクすることではない、という考えに到達した。
職人気質で資料を作るタイプの人は、それが好きで、適性があってこそ為せる技ができると思っている。
自分は苦手。
あるとき、そう気がついた。
いくら頑張っても、職人の域には到達しない。
だから、考えを改めた。
下手くそな資料でも、伝えたいことさえ漏れなく文字で盛り込んでいれば他者にはきちんと伝わる。
そう考えるようにして、センスの良い資料作りは諦めることにした。
ただ、文章力は伸ばしたい。
資料に書く文字情報もそうだし、話し言葉においても。
MECE(ミーシー)、PREP法、演繹法、帰納法。
こうしたフレームワークの基礎は頭に入れている。
業務でのコミュニケーション、特に書き言葉の資料はこれらのポイントは最低限抑えるようにしている。
そこさえきちんとやっていれば、パワポの図のセンスがイマイチだったとしても仕事は回る。そう割り切っている。
今は恵まれた時代だ。
パワポの資料構成案も、書きたいメッセージから生成AIが「うまいこと」形にしてくれる時代がすぐにくる。それは間違いない。
そうなるとやっぱり、磨くべきは「表現したいことをコトバで伝える」ことだろう。
生成AIに何かを指示するにしても、結局はインプットにする文章次第で最終成果物の出来が変わってくる。
そのスキルを持ってさえいれば、生成AIは必ずしも敵ではなく、むしろ味方として活用出来ると思っている。
思考を文章でアウトプットする。
その能力が不要になることはないし、だからこそ、これからもそれを重視して高め続けたい。