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諦める自分像① 早口、思考が早い
メンタルの平穏を維持するうえで「諦める自分像」というものを定めている。
それは、自分はこういう人にはなれないし、無理して目指さなくていいと自分で認める在り方だ。
この考え方を取り入れることで、無駄な努力をせずに自分らしさを守ることができる。
1つ目が、こちら。
① 早口、思考が早い
世の中には、早口で頭の回転が早く、まくし立てるように話す人がいる。
会話が軽快で、相手に口を挟むスキを与えず、テンポよく進めていく。
そういう人たちは、聞き手を引き込む力もあり、職場や社外から高く評価されていることが多い。
筆者の職場にもこのタイプの人がまぁまぁいる。
若い頃は、こういう人こそが「仕事ができる人」だと思い込んでいた。
だから無理をして、彼らのように振る舞おうとしたり、同じ喋り方を身につけようと試みたことがあった。
ただ、やがて気づいた。
自分にはこのタイプは合わないし、無理にそのスタイルを追い求める必要はない、と。
冷静に考えてみると、ビジネスマン全員が早口であるわけではない。
寡黙で思慮深いタイプの人も多く存在しているし、その中には、一言一言に重みがあり、軽薄さのないコミュニケーションをとる人もいる。
特に高い役職についている人の中には、このようなタイプが少なくない。
個人的には、後者の方が一緒に働いていて安心感がある。
包容力のある喋り方、あるいは落ち着いた空気感を持っている人のほうが、周囲にもリラックスした雰囲気をもたらしているように感じる。
筆者は喋るときに、意識してゆっくりとしたペースを保つようにしている。あえてそうすることで、思慮深い雰囲気を醸し出す。
この方が自分の性格や声に合っているとも思っていて、このタイプを選択した。
実際、早口で喋ると自分は焦りやすくなる。
早口の人と話すときは心拍数が上がり、つられて自分もペースを乱しがちだ。だがそういう場面でも冷静さを保ち、自分のペースを維持することが大事だ。
自分のペースを守ることは、メンタルの安定にも繋がる。
焦らず、落ち着いて話すことで、よりスムーズに思考を整理できる。
それでも、早口の人に囲まれた環境では、話のテンポに引き込まれてしまうこともある。
そういう場合は、無理に話さず、守りの姿勢に入る。
焦って無理に合わせるより、自分のリズムを大切にした方が、結果的にミスや不安を減らすことができるからだ。
こんな感じで「諦める自分像」を定めて無理をしないことが、メンタルの平穏を保つためのキーだと思っている。