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【公務員の転職】~エントリーから内定、辞職まで~

こんにちは。
今回は、元国家公務員の私がどのように民間企業に転職したか、エントリーから面接を受け、内定を獲得するまでの流れを書きたいと思います。

初めて転職活動をされる方、特に公務員の方は、身の回りに転職経験のある方が少ないかと思いますので、参考になれば幸いです。

エントリー(履歴書や職務経歴書の提出)

それでは早速!

私の場合は、10月(下半期)から次の会社での業務スタートを目標に考えていたので、6月二週目にエージェントさん経由(以後内定まではすべてエージェントさん経由)で3社に選考書類を提出しました。
※エージェントさん選び方やエントリー前の準備については後日別の記事で書きたいと思います。

エントリーすると、大体1週間以内には書類選考の結果が返ってくるイメージです。
書類選考に通過すると、同時に一次面接の日程調整が始まります。
先方から対応可能な時間レンジや曜日が提示され、その範囲でこちらが面接を受けられそうな時間帯を2~3提示して調整していくイメージです。

日程調整、進行管理

私の場合は、有難いことにエントリーした3社全て書類選考を通過したため、3社ほぼ同時に採用プロセスが進行していくことになりました。

ここで悩ましいのが日程調整です。
エントリーしている会社数にもよりますが、
なるべく各社の選考状況は揃えていった方が良いと思っています。

例えばA社はニ次面接を通過し、最終面接を控えているが、
B社はまだ一次面接を控えている。
C社はまだ一次面接の日程調整中…
という状況ですと、
A社が第一志望であれば良いですが、A社の最終面接をめでたく通過し、
「1週間以内にA社にお返事をしなければならない」
だけど「実はB社も結構良いと思っている…」
という状況になったときに決断をするのが大変になります。
仮に志望順位が明確に決まっていて、確固たる決意をお持ちだったとしても、
「B社も順調に進んでいるし、C社もこれから選考があるぞ!」
というメンタルでA社の選考に臨むのでは心の余裕が違います。

そんなわけで、エントリーしている数がそこまで多くないのであれば、なるべく各社の選考の進み具合は揃えることをお勧めします。

一次面接

というわけで、私の場合はエントリーした翌週から翌々週の間に3社の1次面接を受けることになりました。

実際ここまで詰め込まなくても良いとは思いますが、まるまる一週間の海外出張を控えており、その期間選考を一切進められないことを見越してとにかく出国前に一次面接を受けきってしまおうという作戦でした。

時世もあり、面接はすべてZOOMやTeamsでのオンライン実施でしたので、平日始業前の8:00〜9:30や終業後20:00〜21:30、もしくは昼休みの12:00〜13:00の間で日程調整していました。

普段のお仕事の状況にもよりますが、私の場合は残業が多く平日はほとんど時間が取れなかったので、週末に翌週の面接の準備をして臨むという段取りでした。

ちなみに受ける会社さんにもよるかもしれませんが、服装は「ちゃんとスーツを着てネクタイを締め!」てなくとも問題ありません。
私は6〜7月でしたが、Tシャツに薄いジャケットかカーディガンという服装で受けていました。

二次面接

一次面接を受け、1週間の海外出張に行っている間に一次面接の結果が出揃いました。

帰国してみないとその後の予定が固めにくかったこともあり、日程調整の返事も少し待ってもらうよう先方に伝えつつ、帰国した翌週後半から二次面接を再開しました。

二次面接では、一次面接時に二次ではどんな面接をするか教えてもらえたら、一次面接の際のフィードバックを貰えるケースもありますので、それらを踏まえて軌道修正をして臨みます。
※面接のフィードバックがない場合はエージェントさんに聞いてみましょう。

例えば仕事の実績についてアピールするエピソードはいくつか用意していると思いますが、一次面接でのフィードバックを踏まえて話すエピソードを変えてみるなど、相手の受け取り方を見ながらチューニングしていくイメージです。

同時にこちらからも応募しているポジションや働く環境、雰囲気について確認していくことが重要なので、自分が会社やポジションについて何を知りたいかよく考え、良く準備して臨みます。

中途の場合は特に、自分が選ばれるだけでなく、自分も会社やポジションを吟味するという対等な関係であることを忘れないようにしましょう。

3次(最終)面接

ここまで来ると、やることは二次面接と同じですが、
「本当にこの会社で良さそうか」
「本当にこの人を採用して良さそうか」
とお互い最後の見極めになります。

ちなみに年収の交渉などはここではしなくて良いので気をつけてください。


年収交渉


内定の連絡が来てから、
「実はB社にも内定を貰えて(貰えそうで)迷っている。」
「オファーしてもらったポジションにはとてま満足しているが、希望していた年収に少しだけ足りないので悩んでいる…」
など、エージェントさん経由で率直に伝えることができます。

私の場合は、
「仕事的にはA社に魅力を感じているが、希望年収に少しだけ足りない。その点最終面接が控えているB社は上手くいけば高年収が出そうで…」
と率直に伝え、
最終的にA社に当社の提示年収よりも高い年収を提示してもらい、A社に決定しました。

オファー面談

また選考とは別に、内定が出た後にオファー面談というものが実施されます。

これは採用するポジションの仕事内容の詳細や給与をはじめとする待遇面の説明などをしてもらう場です。

選考中というステータスだとどうしても聞きにくかったことなど、この場で説明や質疑を通じてクリアにしましょう。
ある程度カジュアルに色々なことを聞ける場ですので、もし先方から提示されなかったらこちらから「オファー面談をお願いできますか?」と持ちかけましょう。

職場に退職の意向を伝える

最後に退職の意向についてですが、
これはなるべく早い方が良いです。

私の場合は

  • 7月3週目に内定

  • 7月末に直属の管理職に伝える

  • 8月中かけて人事などとの面談

  • 9月から有給消化

  • 9月末退職→10月から新しい職場

という流れでした。
大体2ヶ月前くらいには伝えられると良いです。
その際有給消化をしたい場合は、そこもはっきりと伝えるようにしましょう。
できれば管理職だけでも良いので、自分がいつ意向を伝えたかメールで送って残しておきましょう。

まとめ

最後に全体の流れをまとめますと…

  • 6月1週目にエントリー(3社)

  • 6月2週目〜3週目に一次面接(3社)

  • 6月4週目は海外出張で中断

  • 6月末から7月2週目にかけて最終面接(2社)

  • 7月中旬に内定(1社)※もう一社は最終面接が決まっていたが辞退

  • 7月末に職場に辞職の意向を伝える

  • 8月中辞職に向けた面談や調整

  • 9月は有給消化

  • 10月から新天地へ

という流れです。
しっかり準備して臨めば、大体エントリーから1.5〜2ヶ月あれば内定が貰えるというスケジュール感ですね。

転職時期から逆算すると、3〜4ヶ月前にエントリーし始めると転職先との関係でもスムーズに進めることができると思います。

以上、とてもざっくりでしたが、自分の備忘も兼ねて転職活動の概観を書いてみました。

スケジュール感など、参考にしていただければ幸いです。

エントリーするまでの準備や、公務員の仕事のアピールポイントなどは、また別に記事で書いてみたいと思います。

今回もご覧いただきありがとうございました。

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