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モルドバワインからの連想

ふとしたことで、モルドバワインを戴いた。モルドバワインは飲んだことがないが、東欧のワインが一般に歴史も古く美味しいものが多いのは知っている。グルジア地方(今はジョージア)はワインの名産地だ。ロシア人にとってグルジアは南の保養地。かつてショスタコーヴィチがグルジアに補養に訪れたとき、複数の村のワインを勧められ、どちらが美味いかと訊かれて往生したと本人が書いている。

因みにスターリンはグルジア人という事になっているが本当の出自はさらに少数民族のオセット族の出身で、本名はジュガシビリという。スターリンはペンネームで、鋼と言う意味のスターリ(сталь)から取った名前であって、つまり私とスターリンは同名だというのは何度か書いた。

今オセットはロシアとジョージアの双方に居住地が分かれてしまったが、ソビエト時代にはオセット人のスターリンが支配者になったり、ウクライナとロシアの混血であるガルバチョーフが大統領になったりした。すなわち、ソビエト時代にロシア人が他民族を支配していたというのを私は完全には否定はしないが、しかし他民族出身の人物がソビエトの支配者になるというのは珍しくはなかった。本質的には、まさに多民族国家だった。そうしたソビエトが崩壊した後、それぞれの民族の反感を煽ったのは間違いなくアメリカだ。だからこそ私は「ウクライナ戦争の本当の黒幕はアメリカだ」と断言するのだ。

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