年金受給を早めるメリット
今日の木曜午後は年金事務所に行って、老齢年金の早期受給手続きをしました。つまり年金を65歳からではなく、今年、60歳になったときから受け取ることにしたのです。
窓口の人は、60歳から受け取ったときの支給額と65歳からの時の支給額について説明を始めようとしましたので、私は
「あ、その机上の空論はしなくて結構です。今から五年後にこの国の年金制度が存在する可能性は極めて低いし、極僅かな確率で存在したとしても、その時年金支給年齢はさらに後に延ばされているはずですから、もらえる内にもらえる分を貰うんです」と言いました。窓口の女性はそれで全てを理解し、後は淡々と事務手続きで処理が終了しました。
今日その手続きをやって分かったことをいくつか。
まず、私が人生で支払った年金総額は合計でざっと1600万でした。
そして、今年から受給を受けると現時点で年額915688円が支給されます。もし65歳からの受給を選択すると、年額は1204852円となりますが、この5年間受け取るか受け取らないかという差が生じますから、私が80歳11か月になるまでは今受け取った方が得になります。
さて、私が人生で支払った年金総額は1600万円ですので、それを年間915688円で割ると17.47年。つまり60歳に18年足せば78歳まで生きれば元が取れます。もし65歳から毎年1204852円受け取るとすれば、1600万÷1204852=13.279。つまり65歳に13.3歳多して78.3歳まで生きると元が取れる。
要するに同じなんです。どちらにしても、私は78歳まで生きたら生涯に払った年金額を回収出来ます。そして80歳11か月になるまでは、今から貰った方が得、と言うことです。
今年還暦を迎える諸兄姉。年金は、今年から貰いましょう。
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