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【研究】研究の第一歩:認知心理学の進展の中で
2024年8月2日(金)
今週から、金曜日は【研究】の話題で書いていこうと思います。
始めに取り上げるのは、私の最初に活字になった論文です。
向後千春(1986)問題解決における教授・学習パラダイムによる実験ツールの試作とその有用性, Bulletin of Centre for Informatics, Waseda University, Vol.3, SPRING, 1986
この雑誌は、当時博士課程在籍中だった私が助手を勤めていた先の早稲田大学情報科学研究教育センターの紀要です。内容は、私の修士論文となった研究です。
1980年代は、コンピュータの発展とともに、人間の認知機能(知覚、記憶、言語、問題解決)を研究対象にした認知心理学(Cognitive psychology)が盛んになってきた頃でした。認知心理学の進展は、現在実用化された生成AIの発端となる人工知能研究につながっています。
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