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【切抜】アウトプットしようとするからインプットする:インプットを意味のあるものにする

2022年10月25日(火)

火曜日は「ファーストコンタクト」のお気に入りの過去記事を切り抜いてお届けしています。

2018年5月15日

私の授業でも研修でも、何か書いてもらうことがゴールになっています。たとえば、通学生でもeスクールでも、授業では400字程度のショートレポートをほぼ毎回書いてもらいます。書かない場合でも何か話してもらう。あるいは質問してもらう。とにかく最終ゴールをなんらかのアウトプットとして設定しています。

これには理由があります。最後に何かアウトプットしなければならないので、その前にインプットが必要になってくるというシステムを取りたいのですね。最後に何か書かなければならない、話さなければならないとなると、そのための準備として材料を自分に入れなくてはなりません。したがって、先生の話も聞くし、テキストも読むし、スライドも見るし、グループメンバーとの話も真剣にするようになります。

最後に自分で書かなくてはならないとすれば、話を聞くのでもただ理解するだけではダメで、理解した上でそれについて自分はどう考えるかという活動が必要になってきます。それをやりたいのです。最終ゴールにアウトプットを置くことで、それまでの活動がアウトプットに向けて統合されることになります。

だから本を読むのでも、映画を見るのでも、授業や講演を聞くのでも、そのあとにそれをアウトプットすることをお勧めします。それは、自分のバレットノートに書くのでもいいし、ブログに書くのでもいいし、誰かに話してあげるのでもいい。そうしたアウトプットを置くことで、全てのインプットが意味のあるものとして残るのです。

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向後千春が毎日読んだり、書いたり、考えたりしていることを共有しています。特に、教える技術、研究するこ…

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