授業の最後の15分で400字のショートレポートを書いてもらう。
火曜日は「教えること/研究すること」のトピックで書いています。
今回は授業設計の話題を取り上げます。具体的には「授業時間内に書くショートレポート」です。
現在進行している今期の授業は、インストラクショナルデザインの実践編という位置づけの科目です。約200人の受講生が4人でチームを作って授業の設計を進めていくという形式です。
私の解説と説明以外の授業時間の大部分はグループワークにあてられます。とはいえ、途切れなくグループワークをするわけではなく、15分を目処にしてなんらかのブレイクを入れます。サイコロを振ってグループを指名して、その途中経過を書画カメラに映しながら、説明してもらったりします。1つの作業が15分を超えないようにコントロールすることが大切です。飽きたり、ダレたりするからです。
そんなふうにしてグループワーク中心に進んでいくわけですが、授業の最後には15分くらいの時間を取って400字のショートレポートを書いてもらっています。このやり方は、宇田光先生の「当日レポート方式(Brief Report of the Day, BRD)」にヒントを得たものです。BRD方式については宇田先生の『大学講義の改革―BRD方式の提案』(北大路書房, 2005)に詳しいです。
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