【アドラー心理学入門】#03 アドラー心理学が採用する基本前提の意味
月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。
前回は、アドラー心理学にアプローチする道のりとして次の5つの種類を提示しました。
(1) 5つの基本前提
(2) 3つのキー概念
(3) 治療技法とケーススタディ
(4) 応用領域
(5) 現代心理学へのつながり
最初の5つの基本前提とは、最も基本的な「仮定」です。「このように考えることにしましょう」という合意された仮定ですので、それを証明する必要はありません。
その5つの基本前提は、目的論、全体論、仮想論、社会統合論、個人の主体性(主体論)です。前回は「目的論」を取り上げて、それが近代科学の基本前提である「原因論=因果律」とどのように違っているのかを説明しました。
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