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【アドラー心理学の実践】#19 まとめ(後半)
月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。10月4日(木)から始まった早稲田大学エクステンションセンター中野校での「アドラー心理学実践講座」(全8回)が終了しました。この連載では、この講座の内容をお伝えしています。講座に参加できなかった方にも、その雰囲気が伝わればいいなと思っています。
いよいよ最終回となりました。前回は、アドラー心理学の中心概念が「劣等感、ライフスタイル、共同体感覚」の3つだと言いました。今回はその後半です。
アドラーは自分の心理学に「個人心理学 individual psychology」という名前をつけました。「個人 individual」という単語には「分割できない」という意味が含まれています。
私たちは、さまざまな試練と機会を与えてくれる世界の中で生きていくために、自分の感情、認知、行動を使います。しかし、この3つはバラバラに働くものではなく、それらを統一するものがあります。それを(仮想的に)「個人」と呼んだのです。
私たちは世界での出来事を知覚すると、何らかの感情が起こり、認知によって解釈を与えます。そして、なんらかの行動をとります。このように各機能は独立しているように見えます。しかし、お互いに連携して矛盾にないように働きます。一見矛盾しているようなこと、たとえば「やってはいけないとわかっているのにやってしまう」とか「喜ぶべきことなのに悲しみが湧いてくる」など、が起こったとしても、それは個人の中では矛盾のないことなのです。
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