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小学生の頃、要約ができなかった。

2017年1月4日

今でこそ、分厚い本を要約して、1、2行にまとめてしまっているが、思い返してみると、小学生の頃、自分は「要約」ができなかった。

国語で、「この文章を要約して短くまとめましょう」という宿題が出ると、こう思っていた。

「なんで作者じゃないのに、まとめることができるのだろうか。作者じゃない自分がまとめたら、作者の意図とは違ったものになってしまうだろう。だから、短くまとめることはできない」

こういう論理だった。今書いてみても、正しいですね。だから、当時は要約の宿題が出ると、ほとんど全文を書き写していたような気がする。「です・ます」を「だ」にするくらいのものだったな。だから要約が嫌いだった。書き写すのに手が疲れるから。

今は、本を読んでも大胆に要約を書くことができる。それは、自分が考える「作者の意図」を書けばいいのだということがわかったからだ。そして、作者の意図というのは、いずれにしても自分が推測するしかないということだ。それが、本を読むということなんですね。

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