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『18歳からの「大人の学び」基礎講座』が4刷に〜ワークブックの構想
2022年5月13日(金)
『18歳からの「大人の学び」基礎講座』(北大路書房, 2016)が4刷になると知らせをもらいました。2016年に出版してから、2年ごとに重版しているペースで、安定して売れています。Amazonのレビューでも良い点数をもらっていてうれしいです。
『18歳からの「大人の学び」基礎講座』は北大路書房から2016年に出版した本です。「18歳からの」というタイトルは出版社のアイデアで入れてもらったものです。18歳からでも、70歳からでも、人生のいつの時期からでも、学びを始めようとする人に向けて、学ぶための基礎スキルを身につけるための土台になるようにと書いたテキストです。
全体は、次の4部で構成されています。
学ぶスキル(6ユニット)
書くスキル(10ユニット)
リサーチスキル(6ユニット)
生きるスキル(6ユニット)
第2部の書くスキルを除いて、6ユニットからなっています。書くスキルだけ10ユニットを使ったのは、それだけ書くスキルが重要だからということです。
全体の流れとしては、まず学ぶためのスキル(読む、聞く、ノートを取る、調べる)からスタートして、書くためのスキル(アイデアをまとめる、ロジカルな文章を書く、プレゼンテーションをする)を身につけ、リサーチの入門(概念、変数、データ収集と分析、研究レポート)に導いています。第4部の生きるスキルは、アドラー心理学に基づいた人生の見方について解説しています。
この本のメインの売れ筋は、eスクールの「スタディスキル」科目のテキストとしてでしょう。この本は大学の初年次教育の授業テキストとして使えるように書きました。早稲田大学以外の大学でもテキスト指定されているという情報をいくつかもらっています。たくさんの大学の初年次教育のテキストとして使ってもらえるといいなと思っています。
この本は大学の授業のテキストとしてだけでなく、大人が自分の基礎スキルをトレーニングするために独習で使えるようにもなっています。2020年にはZoomを使ってオンライン講座を開いてみました。
2週間に1回のZoomミーティングを9回実施して、いったん終了しました。参加者からの感想としては、次のような声をいただきました。
毎回難しかったけど、課題をやっていくうちに、自信になった
楽しかったけど、みんな全力出しすぎなので、もっとお気楽でもいいかも
日頃仕事でなんとなくやっていたことが「体系化」されたような気がする
回を重ねるごとに、参加者同士の人柄が分かり、仲間になっていった
サバティカル明けの2023年には、eスクールのスタディスキル科目の新規収録をする予定です。そのときにまた一般向けにオンライン講座ができないかを検討してみたいと思います。
また、この本は非常にコンパクトに作ってありますので、内容に即したワークブックがあるといいなと思っています。ですので、その作成も考えてみたいと思っています。
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