【アドラーオンライン】20 感情は行動の触媒
月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。しばらくアドラーオンラインの内容で書いています。ビデオと質疑応答で学ぶ「アドラーオンライン(note版)」もお試しください。現在ここで連載しているアドラー心理学の記事もまとめて読むことができます。
前回は、相手との関係がうまくいっているかどうかを測るには、感情を調べてみるとよいことをいいました。もし、怒り、悲しみ、うんざりのような切り離す感情が湧いてくるときは、何かがうまくいっていません。
アドラー心理学における感情の位置づけは独自のものがあります。私たちはよく「怒りでかっとなって、怒りに自分が支配されてしまった」という表現を使います。つまり「怒り感情が自分を支配した/所有した」ということです。このような考え方を、所有の心理学 (psychology of possession) と呼びます。
一方、アドラー心理学ではこの考え方を取りません。そうではなく、個人がある目的のために感情を作り出して、それを使うのだと考えます。このような考え方を、使用の心理学 (psychology of use) と呼びます。アドラー心理学には、個人の主体性と目的論という大前提がありますので、個人が感情に支配されることもないし、感情は個人の目的のために作り出すものだと考えるのです。
では、どういうときに感情を作り出すのでしょうか。
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